
季節はまさに「読書の秋」。今回はこれにぴったりな、最新の「読書に関する調査」結果をご紹介します!
世間のみんなは普段、どのぐらい本を読んでるの?どんなジャンルの本が好きなの?
気になる調査結果、さっそく見てみましょう!
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【半年間に何冊読んでる?】
クロス・マーケティングが全国の20歳~69歳の男女を対象におこなった「読書に関する調査(2025年)」。
まずは、半年間に読む本の冊数について(マンガ本・週刊誌は除く)。全体では「1冊未満」が最多の51.6%で、とくに女性40代の「1冊未満」は6割超となりました。半年間に1冊も読まないという人が半数以上のようです。
そのためか、「本を読む量が少ないほうだと思う」「やや少ないほうだと思う」と答えた人は全体の68.8%と7割近くにのぼりました。
仕事に育児に他の趣味にと忙しい中で、なかなかじっくり本を読む時間が取れない人も多いのかもしれませんね。ただし、半年間に読む本の冊数の割合は、2023年と比べると微増しているそうですよ!
【どんな本が読まれてる?】
では、本を読む人について詳しく見てみましょう。普段、読む本の入手方法は「新刊の書籍を購入」が46.6%でトップ。続いて、2位が「図書館で借りる」、3位が「中古の書籍を購入する」となりました。
これだけネットが主流となっても「本は紙派」が多いようです。いっぽうで、「有料の電子書籍を購入する」は18.4%、「無料の電子書籍を読む」は15.4%でどちらも1割台にとどまりました。
本の選び方については「好きな作家の新刊」「タイトルに惹かれた本」「なんとなく自分のためになりそうだと思った本」がトップ3。周りのおすすめ本や賞を獲得した本などよりも、自分の好みや印象を優先している人が多いみたい!
また、読んでいる本のジャンルについては「小説」が約5割とダントツ。以下、単行本マンガ、趣味系の専門書、エッセイ、ビジネス系の専門書などが続きます。
日販(日本出版販売株式会社)の2025年上半期ベストセラーを見てみると、小説では『カフネ』『架空犯』『謎の香りはパン屋から』『転生したらスライムだった件』『成瀬は天下を取りにいく』が上位20位に入っており、小説人気の根強さがうかがえます。
【いまや読書好きは少数派…?】
こうして見ると、今の時代、「読書が好きで本をたくさん読む」という人のほうが珍しいのかも!? 「本が売れない時代」とよく言われますが、今回のデータと照らし合わせても確かにその通りなのかもしれません。
とはいえ……やっぱり本は面白いし、本からしか得られない栄養というのもあるもの。 「そういえば最近、読書してないなぁ」という方は、手にとってみてはいかが? ちなみに、過去に2023年の本屋大賞ノミネート全10作の魅力を記事にしているので、よろしければ本選びの参考にしてみてください♪
参照元:プレスリリース、クロス・マーケティング、NIPPAN
執筆:鷺ノ宮やよい