
11月3日は「文化の日」。「自由と平和を愛し、文化をすすめる日」として制定されている国民の祝日です。
ところで……この日は全国の美術館や文化施設が入場無料になる(一部)ってご存じでしたか。
今回は、文化の日に入場無料になる東京都内の美術館・博物館・文化施設をピックアップしてみました。お休みできる人は、この機会をうまく利用してみるといいかもよ~!
【入場無料になる東京都内の美術館・博物館・文化施設】
・東京国立博物館
平常展「東博コレクション展」が無料となります(通常一般1000円)。平常展には、所蔵品と寄託品から選ばれた常時3000件以上の作品を展示。本館、東洋館、平成館考古展示室、法隆寺宝物館、黒田記念館の5つの展示館で鑑賞できます。
参照元:東京国立博物館
・国立西洋美術館
常設展が無料になります(通常一般500円)。中世末期から20世紀初頭にかけての西洋絵画と、ロダンを中心とするフランス近代彫刻を本館、新館、前庭で展示。なお、展示されている作品は公式サイトからも確認できます。
参照元:国立西洋美術館
・国立科学博物館
常設展が無料になります(通常一般630円)。科博を代表する展示「日本館」と「地球館」に加えて、企画展「学習マンガのひみつ」も鑑賞できるみたい。学習マンガというジャンルを多角的に紹介する初の展覧会です。
参照元:国立科学博物館
・国立科学博物館附属 自然教育園
入園料が無料になります(通常一般320円)。自然教育園は国立科学博物館が所有する森林緑地で、園内にはケヤキなどの落葉樹、マツ類などの常緑樹が広がり、池や小川などもあります。季節ごとの草花や、昆虫などの生きものを身近に観察できる、都会のオアシスのような場所。
参照元:国立科学博物館附属 自然教育園
・印刷博物館
入場料が無料になります(通常一般500円)。印刷博物館の館長を務めるのは作家の京極夏彦さん。常設展では、書物や活字、機械を中心とする所蔵資料に加えて、古来印刷が築いた歴史や文化などにスポットを当てています。
参照元:印刷博物館
・<11/1のみ>日本科学未来館
常設展が無料になります(通常一般630円)。ただし11月3日ではなく「11月1日(土)」が対象日となるのでご注意を。常設展には「世界をさぐる」「未来をつくる」「地球とつながる」といったゾーンがあり、最新テクノロジーから地球環境にまで思いを馳せることが可能。
参照元:日本科学未来館
・北区飛鳥山博物館
文化の日に無料開館を実施します(通常一般300円)。北区や近隣地域の考古、歴史、民俗や自然に関する展示をおこなう常設展など、地域に根付いた展示物を鑑賞できます。
参照元:北区飛鳥山博物館
・<常時無料>民音音楽博物館
楽器・楽譜・音楽資料まで備えた専門博物館。古典ピアノや民族楽器、自動演奏楽器などを常設展示。なんと実際に楽器の音を鳴らして、当時の音で聴くこともできちゃうのだとか!
参照元:民音音楽博物館
・<常時無料>キヤノンギャラリー S
品川にある入場無料のギャラリー。文化の日には、写真家・鶴巻育子さんが視覚障がい者の方とのかかわりをきっかけに取り組んできたプロジェクトの集大成である、写真展「ALT」を開催。「みること」について思考を巡らす展覧会です。
参照元:キヤノンギャラリー S
・<常時無料>フジフイルム スクエア
六本木にある、富士フイルムが運営する写真展。文化の日には、全世界から選ばれたクリエイター15名の作品が並ぶ企画展「GFX Challenge Grant Program 2024」などを開催しています。
参照元:フジフイルム スクエア
そのほか対象となる施設は、文化庁の公式サイトからチェックしてみてください。東京だけでなく、全国各地の美術館・博物館・動物園・水族館などの情報が網羅されていますよ~!
参照元:文化庁
執筆:田端あんじ (c)Pouch
Photo:ぱくたそ