
昨年末にSNSを中心にバズりまくった恋愛リアリティ番組があります。
参加者は……なんと全員ヤンキー。血の気たっぷりの男女が繰り広げる恋愛模様は、ウソもかけひきもなくて、すがすがしいほどにド直球! 日本のみならず世界を夢中にさせた番組の魅力に迫ります。
毎週金曜は各配信サイトで観られるオススメ作品を紹介する日。
今週もよく頑張った……週末はおうちでゴロゴロしながら、Netflix恋愛リアリティ『ラヴ上等』を観て、カウチポテトになっちゃお〜!
【どんな番組?】
山奥にある学校「羅武上等(ラヴじょうとう)学園」に集められた参加者たち。
生まれも育ちも何もかもが違う参加者たちにとって、唯一の共通点は「元ヤンキー」であること。元暴走族総長、元ヤクザ、最終学歴は少年院など、辿ってきた道こそ異なりますが、かつてはワルとして周囲から怖れられてきました。
そんな彼らが14日間にわたって共同生活をおくりながら「恋」することに。番組プロデューサーでもあるMEGUMIさんをはじめ、ヒップホップMCのAK-69さん、芸人の永野さんがその様子を見守ります。
【ココが見どころ!】
<その1:全部想定外! 前代未聞すぎる恋愛リアリティ>
えー、この番組はですね、従来の恋愛リアリティの概念をことごとく覆しております。
第1話でいきなり「つかみあいのケンカ」が勃発したかと思いきや、初対面の相手に水をぶっかけたり、開始早々に退学者(!)が出たりする始末。なにせみんな血の気が多いので「一難去ってまた一難」が延々と続くわけです。鑑賞しながらも、たびたび「私、恋リアを見てるんだよね?」と再確認したくなるほど……!!
それにね、みんな直球タイプなので恋愛が進行するスピードもめちゃくちゃはやいのよ。
従来の恋リアならば、もうちょっと駆け引きしたり、モジモジしたりするもんですが、この番組にはそういうことが一切ない(笑)。ハイペースすぎて置いてきぼりになることもしばしばですが、話が早いがゆえにイライラムズムズしないので、視聴者的にはむしろありがたいという。こういう真っ正直さ、すごくまぶしいわ……。
<その2:スタジオMCも面白すぎる>
とにかくいろんなことが起こるので、恋リアの部分だけでも満足度が高いのだけれど、スタジオMCのトークも面白すぎる。
百戦錬磨のMEGUMI姐さんによる金言もさることながら、「HIPHOP界の美輪明宏さん」(by 永野さん)ことAK-69さんの名言にもご注目。心に響く恋愛指南にグッときちゃうはず。名言だけでなく「ツラ」「釈迦寝」といったヤンキー用語も教えてくれます。
そしてね、永野さんの発言がいちいち面白いの。そもそも恋リアをみない、という永野さんならではの切れ味鋭いツッコミに腹筋崩壊。永野さんなくしてこの番組は成り立たない、と言っても過言ではないほどの存在感です。
<その3:ヒューマンドラマでもあるんです>
恋愛を超えた人間模様もみせてくれる『ラヴ上等』。みんな過去にいろんな経験をしているがゆえに、大なり小なりトラウマを抱えているのだけれど、それもすべて抱えたうえで必死に前を向こうとしているんですよ。
私が特に印象に残っているのは、女性メンバーの「おと」さん(22)。とてもつらい過去があるなか、それでも愛されたくて、盛大に空回りして、不格好にもがく姿に泣けてくる。
彼女はとても性格がよく、聡明な女性なんです。それでいて、カッコ悪い姿もさらけ出せる正直さと強さがあるの。まだまだ若いのに、本当にえらいよ(涙)。彼女の生き様にもぜひ注目していただければと思います。
【globeの曲を抜擢したの英断すぎませんか】
1話あたり37分~57分、全10話で構成されている本作。とにかくテンポがはやいので、夢中になって鑑賞しているうちにいつのまにやら完走していることでしょう。
またこの番組、主題歌や挿入歌にglobeの楽曲を採用しているのだけれど、ハッキリ言って良すぎる。
『Love again』をはじめとする平成を象徴する名曲たちが、参加者たちの恋愛をよりいっそう盛り上げてくれます。globe世代ならば、高確率でカラオケに行きたくなるはず。
■今回ご紹介した作品
『ラヴ上等』
2025年12月9日からNetflixで独占配信中
※カウチポテトとは:ソファや寝椅子でくつろいでポテトチップをかじりながらテレビやビデオを見て過ごすようなライフスタイルのこと。
執筆:田端あんじ (c)Pouch
Photo:Sakiho Onimaru © 2025 Netflix, Inc.