
かつて日本中を恐怖のどん底へと突き落としたホラー作品『リング』。本作には見たものを呪い殺す「呪いのビデオ」が登場していましたが……なんと韓国には「利用者を呪い殺すアプリ」があった!?
単なるアプリと侮るなかれ、そこには怖ろしい秘密が隠されていたのです。
毎週金曜は各配信サイトで観られるオススメ作品を紹介する日。
今週もよく頑張った……週末はおうちでゴロゴロしながら、Netflix韓国ドラマ『キリゴ』を観て、カウチポテトになっちゃお〜!
【あらすじ】
女子高校生のセアは伯母とふたり暮らし。早くに両親を亡くして孤独を抱えていたものの、恋人のゴヌ(付き合っていることは内緒)、友人でクラスメイトのナリ、ハジュン、ヒョンウクに支えられて穏やかな毎日を過ごしていました。
そんなある日のこと、友人のひとりであるヒョンウクがテストで満点を取ります。ヒョンウクいわく「願いが叶うアプリ『キリゴ』にお願いしたら満点が取れた」とのこと───。
しかし喜びもつかの間、突如アプリ画面にタイマー表示がされて「死へのカウントダウン」が始まるのです。
やがてヒョンウクは、なんらかの力に支配されるかたちで壮絶な死を遂げます。キリゴは願いを叶える代わりに利用者を呪い殺す怖ろしいアプリだったのです。
【ココが見どころ!】
その1:容赦ないホラー描写にゾクゾク
願いを叶えてくれるミステリアスなアプリ。一応願いは叶えてくれるけれど……その代償として待つのは「死」のみ。しかも願いが叶うのを邪魔すると、あの手この手で妨害してくるのです。
この死の描写こそ、アプリの秘密を解くカギにもなっているのですが、とにかく容赦がない。飛び散る血しぶき、許しを請うような被害者の表情……すべてが残酷なので鑑賞するときはある程度覚悟をしてください。
そしてここからは少しネタバレになってしまうのですが、本作には幽霊も出てきます。でね、この幽霊がおどろおどろしくておっかないのよ。
アプリによる死が連鎖していくデスゲームと思いきや、物語が進むごとにガチの心霊ホラーへと変貌。後半で繰り広げられる巫女(ムーダン)×怨霊による壮絶バトルもお見逃しなく!
その2:おぞましい描写を緩和してくれる「人間ドラマ」
本作は、あの大ヒット韓国ドラマ『ムービング』を手がけたパク・ユンソ監督による待望の新作。『ムービング』といえば人間ドラマが見どころのひとつでしたが、本作でもさまざまな角度から人間ドラマを楽しめちゃうの!
セア×ゴヌを中心とした恋愛と友情、そしてクスッと笑えるコメディ描写。こうした要素が実にちょうどいい塩梅で挟み込まれているので、物語が怖くなりすぎていないんですよ。
コメディパートで大活躍するのは、巫女のパートナーであるパンウル。実はものすごい実力者ではあるのですが、高校生たちの前では終始「お調子者で人の好いおじさん」に徹している最高の癒やしキャラです。
その3:これ続編あるよね?
1話あたり36分~52分×全8話で構成されている本作。物語の終盤では「続編」を匂わせる描写もいくつか出てきます。
怨霊とのバトルによって傷ついた人、不思議な力を得た人、呪いに取り込まれてしまった人。もしも本当に続編があるのなら、彼らのいずれかが、次の物語の中心人物となるのかも。
【韓国ホラーって「丁寧」なんよ】
私ね、ホラーが大好きなんです。もちろん韓国ホラーもこよなく愛しているんですけど、韓国のホラーって、人間関係を非常に丁寧に描いている印象がありまして。
本作においても、その点は例外ではありません。登場人物たちがどんな子で、なにを経験してきたのか知っていくごと、より深く物語を楽しめるのではないかと思います。
■今回紹介した作品
『キリゴ』(原題:기리고)
2026年4月24日からNetflixで独占配信中
※カウチポテトとは:ソファや寝椅子でくつろいでポテトチップをかじりながらテレビやビデオを見て過ごすようなライフスタイルのこと。
執筆:田端あんじ (c)Pouch
Photo:Darae Lee/Netflix © 2026