「バッファローウィング」とは、鶏の手羽をフライしたものに甘辛いソースを絡め、ブルーチーズソースなどにディップして食べるもので、アメリカではビールのおつまみとしてわりとポピュラーな1品。ビールのお供になるために生まれてきた、と言っても過言ではないくらいビールに合うので、これからの季節、ビール党員のみなさまはぜひとも押さえておきたいところ。
今月29日、東京・大塚駅近くにオープンした「BUFFALO WINGS&SMILE TOKYO」(株式会社ドロップス)では、バッファローウィングをメインにタコスやサルサチップなど、アメリカのカジュアルダイニングにあるようなメニューが揃うそう。ということで、「鶏肉といえば手羽っしょ」が口癖の手羽好きライター井上が突撃してきましたよっと。
JR大塚駅南口から都電荒川線をまたいで徒歩2分。「BUFFALO WINGS&SMILE TOKYO」の店頭には、井上の身長(156センチメートル)くらいの「自由の女神像」がそびえ立っているので、ちょっくら拝んでから入店しましょう。店内はカウンター6席、テーブル5卓の全16席のこじんまりとした大きさ。アメリカンとメキシカンのハイブリッドのような空間で、座っているだけでなんだかワクワクします。
●おすすめカレーを食す●
店員さんおすすめの「本日のカレー(649円税抜)」。記念すべきオープン当日の「本日のカレー」は、茄子やミニトマト、同店自慢の手羽をココナッツで煮込んだ東南アジア系カレーでした。トッピングの刻みパクチーがよりそれらしさを演出。いいよね、ココナッツカレー。
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「って、ちょっとちょっとーー!!! おたく、アメリカ料理店でしょーがぁぁぁ!!!」
……とはならないくらい旨いので、オールオッケーです。もうね、ミニトマトはなんとか原型を留めていますが、茄子なんてもうこれでもかってくらい煮込まれてるもんだから、かろうじて残っている紫色の皮を見て「もしかしてお前、茄子か??……茄子なのか!?」って生き別れの兄弟に出会ったくらい感動しちゃった。もうね、野生のエルザ状態。また、手羽の煮込まれ具合も右に同じくですよ。スプーンで食べられちゃうくらいホロホロ。
●手羽、うまぁぁぁぁ!!!●
で、メインのバッファローウィングがブルーチーズソースと共に登場です。こちらでは、もっとも甘いソース「Curry Mastard」からもっとも辛いソース「Punishment」まで全8種類の辛さから好みで選べます。
ってちょっとタイム。「Punishment」って……「罰」って意味よね??? どれだけの破壊力なのか、店長の松本さんに伺うと「あぁ! デスソースみたいな感じです!」と爽やかな回答。「あぁーデスソースですね。なるほどなるほど」と物知り顔で答えておきましたが、初心者の方はここで冒険心を発揮するのはやめておきましょう。というわけで、罰を受けるのが大好きなドM体質の方はぜひご注文あれ。ちなみに、「Punishment」の1つ下は「Crime」と、これまた物騒な名称。いつか「手羽ください。クライムで」ってドヤ顔で注文してみたいものです。
さて、これまで激辛取材をいくつかこなしてきた井上ですが、なにぶん初めてのお店。辛さの加減が未知数なため、おとなしくさらに下の「DBHabanero」にしておきました。これがまた結構辛いんですが、アメリカのビールを使用しているという甘辛い生ソースは、子供から大人まで親しみの持てる味。さらにブルーチーズソースがマイルドな味わいで全体をまとめているではありませんか!!! 旨い!!! 旨過ぎるぅぅぅぅ!!!! あ、いま気失いかけたかも。 ビール1杯を飲む間に3本は平らげられそうなくらい美味しいです。というわけで、気に入った方は1皿4ピースずつ(699円税抜)注文できるディナーでのご来店もどうぞ。
そして、手羽ときたらやっぱビールでしょ!!! ということで「本日のクラフトビア(999円税抜)」を注文。アメリカ直輸入のサーバーで注がれたクラフトビール「アイランドIPA」は、柑橘系の香りのホップが引き立ったタイプで苦味もしっかりあるので、ベテランビール党員の方のツボをくすぐりそう。
今後、チェーン展開も視野に入れているという「BUFFALO WINGS&SMILE TOKYO」。ターゲットは20~30代男性がメインだそうですが、実際に井上が行ってみた印象では女性1人でも十分満足できるお店だと思います。テイクアウトでお土産にしても喜ばれそう。
ビールとの相性ばっちりのバッファローウィング、ぜひお試しあれ!!!
店舗情報 「BUFFALO WINGS&SMILE TOKYO」
住所 東京都豊島区南大塚3-52-2保坂ビル1F
電話番号 03-5927-9727
営業時間 11:30~15:00、17:30~23:30
定休日 月
参考:Facebook公式ページ
取材・撮影・執筆=井上こん(c)Pouch
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▼ブルーチーズソースは本来チーズが得意でない井上でもたっぷりつけちゃう旨さ
▼ふはは!!! 見よ、この照り!!! お腹が空いてきただろう
▼ランチドリンク49円って地味にすごくないか?(ソフトドリンク)
▼最近ちょこちょこ見かけるタブレット注文。オープン日は半額でした
▼どんどんお客さんが入ってくるがもうネタ切れで店長泣く泣くお断り
▼チリソースと店員・サユカちゃん
▼最後に手羽写真をもう1回、ドーーンッ!!!!
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