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雪舟の掛け軸、人魚のミイラ、信長の書……怪しげなものたち大集合「大ニセモノ博覧会」がちょっと気になる

2014年12月25日

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来年3月10日(火)から5月6日(水)まで、千葉県佐倉市「国立歴史民俗博物館」にて開催されるのは、ちょっと、いやかなり怪しげな展覧会。

その名も、「大ニセモノ博覧会-贋造と模倣の文化史-」。……どうです? このタイトルだけでも、相当わくわく度、高いでしょう?

ジュラ紀から現代までおよそ300点にもおよぶ「ニセモノ」「ホンモノ」を、ずらりと展示。

【 “ニセモノ” に焦点を当てた類をみない展覧会】

これらがいかに独自の歴史や文化的な創造性を広げてきたか、また私たちの暮らしの中でどのような役割をしてきたのかを紹介する、特別展。公式サイトによれば、これまで「ニセモノ」に焦点をあて、民俗学・考古学・人類学などの分野を飛び越えて紹介した展覧会はあまり類をみない、とのこと。ふむ、たしかにあまり、聞いたことないよね!

【 “ニセモノ” が “ホンモノ” を超える!?】

「 “ニセモノ” が “ホンモノ” を乗り越え、文化的な創造性を発揮することもあります。さらに、博物館で作られる研究目的の “ニセモノ” は、 “ホンモノ” よりもむしろ研究価値が高い場合さえあるのです」

「この企画展示では、 “ホンモノ” に対する “ニセモノ” を単に展示するのではなく、“ニセモノ” と “ホンモノ” の複雑な関係が、時代や社会背景によって、どのような原理で振幅してきたのかを明らかにしていきます」

この、国立歴史民俗博物館 考古研究系・教授である西谷大(にしたに まさる)さんのコメントを聞いただけで、はああ、胸が高鳴るぅ! 

【人魚のミイラ、信長の書など見どころ満載♪】

ラインアップされている展示物「人魚のミイラ」および「ミイラの製作法」、「武田家、徳川家康の偽文書」に、「織田信長の “ホンモノ” の書」。さらには「偽酒・似印酒」「模倣された焼き物」「縄文人によるイミテーションアクセサリー」、そしてニセモノといえばコレ(?)、雪舟&狩野探幽らの書画。

「よってらっしゃい、みてらっしゃい~」と思わず付け加えたくなってしまう多種多様な「ニセモノ」「ホンモノ」のオンパレードに、あなたも興味、そそられたでしょ? 期待、高まっちゃったよね?

ニセモノに対するイメージががらりと変わるかもしれない、展覧会。「目からウロコ」体験をするべく、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

参照元:国立歴史民俗博物館
執筆=田端あんじ (c)Pouch

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