昨今、数多くのアパレルブランドより発売されているバンドTシャツ、通称「バンドT」。
おもに有名ロックバンドをフィーチャーしたTシャツが多く、ラフなスタイルにもモード&大人なスタイルにも、はたまたガーリースタイルのスパイスとしても活躍してくれるため、重宝しているという女子も多いはず。
そんなこんなで定番アイテムと化している「バンドT」なのですが、本日みなさまにご紹介するのは「バンドT」と見せかけた「映画監督T」。つまり、バンドのロゴっぽく有名映画監督の名前を書いた、大変珍しいTシャツでございます。
【 “シネメタル・シャツ” という名前もイカす……!】
インディペンデント系のレアな映画を観ることができる米NYの映画館「IFCセンター」公式サイトにずらりと並んだのは、その名も「CINEMETAL shirts(シネメタル・シャツ)」。シネマとメタルの融合……くうう、イカす……! この名前、センスに溢れていて個人的に超ツボだわ。
【有名映画監督が勢ぞろい】
たとえばカーペンターズ風のTシャツは、名前がそっくりなジョン・カーペンター監督(「遊星からの物体X」「ゼイリブ」など)をフィーチャー。
スコーピオンズは言わずと知れた巨匠、マーティン・スコセッシ監督(「ディパー・テッド」「グッド・フェローズ」「タクシードライバー」など)。
メタリカは37歳という若さで死去したドイツの映画監督、ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー(「マリア・ブラウンの結婚」「ケレル」など)。
【バンド×監督の組み合わせがすべてわかったアナタはすごい】
そのほか、アイアン・メイデンはイングマール・ベルイマン監督(「第七の封印」「野いちご」「処女の泉」など)、ヴァン・ヘイレンは、ラース・フォン・トリアー監督(「ダンサー・イン・ザ・ダーク」「インフォマニアック」など)。
【元ネタを探していくのも面白そう♪】
ほかにも、アレハンドロ・ホドロフスキー監督(「エル・トポ」「ホーリー・マウンテン」「リアリティのダンス」など)や、ルイス・ブニュエル監督(「アンダルシアの犬」「昼顔」など)、ペドロ・アルモドバル監督(「オール・アバウト・マイ・マザー」「トーク・トゥ・ハー」など)と、絶妙なセレクトに身震い必至。
音楽ファンは、ジャケットから監督を。映画ファンは、ジャケットの元ネタとなったバンドを探すのも面白そうですよね。
【NYに行かなきゃ手に入らないのが残念……】
個人的にはアルモドバル監督の大ファンなので、コレめちゃ欲しい……。だけどデザイン的には、三角形ロゴがクールな、ブライアン・デ・パルマ監督のやつが素敵(元ネタになったバンドがわからなかった……)。
しかしながらこれら「シネメタル・シャツ」は、NYのIFCセンターに直接出向かない限り、購入することはできない模様。ちなみに現在は、スタンリー・キューブリック監督Tシャツも販売されているそうなので、NYを訪れる予定のある方はぜひ、足を運んでみてはいかがでしょうか。
参照元:IFC Center
執筆=田端あんじ (c)Pouch