世界中で500人以上のコミックアーティストが参加している、大友克洋さん著「AKIRA」とマット・グレイニングさんによる「ザ・シンプソンズ(The Shimpsons)」のオンラインマッシュアッププロジェクト、「バーキラ(Bartkira)」。
英アーティスト、ライアン・ハンフリィーズさんの手によって誕生、英コミックアーティスト、ジェームズ・ハーヴィさんによって運営されているという同プロジェクト。
こちらで活動する6名のアーティストの原画展が、3月7日(土)より東京・阿佐ヶ谷「ギャラリー白線」にて開催されます。
【そもそも「バーキラ」って、なあに?】
さてこちらのプロジェクト、一体どんなものなのか、そこがまず気になりますよねぇ。同ギャラリー公式サイトによれば、「『AKIRA』に『ザ・シンプソンズ』のキャラクターと設定に置き換えて作品を再現していく」プロジェクト、それが「バーキラ」なのだそう。
【金田を演じるのはバート!】
「AKIRA」に登場する舞台・キャラクターらがすべて、「ザ・シンプソンズ」仕様に。たとえば舞台はネオ東京からスプリングフィールドに、「AKIRA」のメインキャラクター・金田を「ザ・シンプソンズ」のバートが演じているといった具合に、設定からストーリーまでを忠実に再現しているみたい。
【シンプソンズキャラがだんだんAKIRAキャラに見えてくるっ】
そう言われてみると、描かれた絵に登場しているのはたしかに「ザ・シンプソンズ」のそれであるのに、だんだん「AKIRA」のキャラクターに見えてくるから不思議です。それにしてもこの奇跡の融合、よく思いついたよね!
【共通点が多い2作品】
そもそも1980年代を代表する2作品には、「マンガだけではなくポップカルチャーにも影響を及ぼした」「どちらも世界中で愛され続けている」など、共通点が多々。そういった背景もあってか、世界中には多くの「バーキラ」ファンがいるのだそうで、ロンドンなどで行われた展覧会も大盛況だったみたい。
注目の作品を日本にいながら体感することができる貴重な機会は、3月21日(土・祝)まで。特に2作品のファンだというあなたはぜひ、足を運んでみてはいかがでしょうか。
参照元:ギャラリー白線 、bartkira.com
執筆=田端あんじ (c)Pouch