自慢じゃないですが、私(記者)の家の庭はものすごく広いです。23区内にしてはめずらしいあまりに広い庭にひとめ惚れし、「ここにします!」と即決したほどに。
そのとき私の頭の中には四季折々に花やハーブが咲き誇るビューティフルガーデンが思い描かれていたものです。それこそ、ターシャ・テューダーおばあちゃんのお庭のような……。
しかし、なんということでしょう。入居から3年、我が家の庭は荒れ果てております。日々の丹精込めた手入れがあってこそあのようなイングリッシュガーデンが成り立つのだと、私は自分の身をもって知ったのです。
そんなターシャ・テューダーさんの! 生誕100年を記念した展覧会「ガーデニング・絵本・ドールハウス 愛する暮らし 生誕100年 ターシャ・テューダー展」が3月18日から松屋銀座ギャラリーにて開催されます。
【ターシャ・テューダーさんってどんな人?】
アメリカ・バーモント州の山奥でガーデニングを楽しみ、2008年に92歳で亡くなるまで創作活動を続けた絵本作家。子育てを終えたターシャは、大好きだったコーギ犬やペットのチャボと共に、鶏や山羊を飼い、毎日の生活のほとんどを手作りするライフスタイルを続けました。彼女の19世紀風のシンプルライフ、美しい庭作り、前向きな生き方などがNHKの番組や書籍で紹介されたことで大きな反響を呼び、日本でも多くの女性の憧れの存在となっています。
【愛用の食器や絵本の原画など200点を展示】
今回の展覧会では、彼女が愛用していた食器や家具、ガーデニンググッズ、ドレスや絵本の原画、日本初公開となるドールハウスと人形を含む約200点を展示。シンプルで優雅、そして喜びに満ちた独自の世界をゆっくりと楽しむことができます。
展示のほかに、展覧会限定商品や輸入雑貨、書籍など300種類以上のグッズ販売も。開催は3月18日から4月6日まで。都会での忙しい日々に疲れ気味の皆さん、ターシャおばあちゃんの自然とともに生きるシンプルライフから生き方のヒントをもらってみては? 私も庭づくりのヒント、いただきたいものです……。
▼ターシャ・テューダーさん
▼展示物一例