東京屈指の飲み屋街、台東区・上野。そのひとつ、“三角地帯”は「カドクラ」「たきおか」「大統領」など人気飲み屋が建ち並ぶことで有名なエリアです。
4月8日、この激戦区へ新たに参戦した「沼津港 海将 上野2号店」。静岡県沼津港などから直送した魚介系つまみが自慢の同店にはもうひとつ、最安値30分450円と財布に優しい飲み放題システムがあるとか。
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JR上野駅から徒歩1分ほど。「沼津港 海将 上野2号店」が店を構える場所周辺には低価格の飲み屋が多く、かなりの激戦区であることは間違いありません。
お店の階段を下りていくと……
店内はこざっぱりとした空間です。カウンター8席以外は立ち飲みスタイル。
◆30分450円“から”の飲み放題って?
気になる飲み放題のシステムはこのとおり。
入店後、まず「飲み放題をどれだけの時間利用するか」を事前申告し支払います。最安値は30分450円、1時間ならば900円。ふむふむ、では1時間30分ならば1350円……と思いきや、ここからはどんどん割引され、1時間30分なら1300円(50円引き)、2時間なら1700円(100円引き)、2時間30分なら2100円(150円引き)と30分あたり50円お得になるそう。
なお、事前申告を超えての延長には30分毎に500円かかるため要注意です。
「この辺りはキャッシュオンの立ち飲み屋が多いので、差をつけるために格安の飲み放題制にしました。だいたい1時間から1時間30分を選ばれる方が多いですね。みなさん1時間でビール2杯、焼酎2杯くらいは簡単に飲んでいかれるので元は取られていると思います。おそらく日本一安いんじゃないでしょうか(笑)」(新井店長)
もうひとつ、注意すべきは終了時間=退席時間だということ。ついついやりがちな「ラストオーダー時に複数杯頼み、そこからちびちび飲む行為」は同店ではNGですが、カラオケ店よろしく終了10分前に声掛けされるので焦らず飲めそう。
◆生ビール、焼酎、日本酒、各種サワーなどドリンク70種類がずらり!
次に、お酒のラインアップをご紹介。
まず目に飛び込んでくるのは、焼酎・日本酒ゾーン。日本全国から集めた約50本の一升瓶が並ぶさまは圧巻、まさに「大人のドリンクバー」です。入れ方はいたって簡単で口に取り付けられたノズルをプッシュするだけ。
ハイボール、レモンサワーはレバーを引くだけで出てきます。割る必要もなく手間いらず。
そのほか、生ビール(サッポロ黒ラベル)にリキュール類、黒&白ホッピー、ソフトドリンクまで。
グラスは1杯ごとに交換できます。ビールグラスにワイングラス、お猪口に至るまでいずれも最高の冷え具合。
◆桜海老ピザ、高級深海魚の刺身……つまみに思わず目移り!
「魚介は静岡県沼津港や近海で獲れたものばかり。定番ものに日替わりメニューも合わせると全部で40種類ほどです。おすすめは桜海老ピザ(700円)とアブラボウズの刺身(650円)です!」(新井店長)
料理の大半は、冷蔵ケース内の現物を自分で取って会計するカフェテリア形式。
一部、調理が必要な料理もありますが、いずれも5分以内には席まで運んでくれます。
注文したのは、肉厚な身が特徴的な深海魚・アブラボウズの刺身。実はタラの仲間だというアブラボウズですが、モチモチとした食感や脂のノリはのど黒のそれに近く、食べ応え十分。
桜海老をふんだんに使ったピリ辛焼うどん(400円)は2人で分けても十分なほどの量で高コストパフォーマンス。桜海老の香ばしい香りにもう箸が止まりません。
店員さんのおすすめ、シラス・桜海老アヒージョ(450円)。たっぷりのシラスと桜海老を使用しており、オイルに染み出た魚介ならではの旨みと天然の塩分に思わずお酒も進みます。お洒落なバルで出てきても違和感のないクオリティーです。
この他にも生シラス(380円)、あん肝(380円)、マグロ中落ち(500円)、ホッケ干物(550円)など300~500円台を中心に静岡産魚介を楽しむことができます。
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自分で時間を決められる大人のドリンクバーと静岡産魚介料理の数々。0次会やガッツリ飲みなどさまざまな場面で重宝されそうです。
※価格はすべて税込。掲載メニューはすべて取材時のものです。
店舗情報【沼津港 海将 上野2号店】
・住所 東京都台東区上野6-13-1 群雪ビルB1
・電話番号 050-5786-3663
・営業時間 11:30~22:30(L.O.21:30)
・定休日 年中無休
取材・執筆・撮影=井上こん(c)Pouch
▼(会員登録で曜日ごとの特典があるそうな)