夏本番かとも思える暑さが日本を覆った5月、6月。そして7月に入ったとたん、突如ヒエヒエ、涼しくなったかと思うと急激に暑くなったり、不安定な天候が毎日続いておりますが、みなさま風邪などひいておりませんでしょうか。
季節的にはクールビズ真っ只中、しかしながら若い女性のみなさまの多くは、クールビズにさほど関心がない様子なのよね。
【20代の女性206名に聞きました!】
青山商事株式会社が運営する、若者層を対象にしたトータルファッションブランド「ザ・スーツカンパニー」が実施したのは、20代の女性会社員206人を対象とした「クールビズに関するアンケート調査」。
【半数以上が「クールビズを意識していない」と回答】
すると「クールビズスタイルを意識しているか」という項目で、なんと回答者の半数以上となる52.4%が、「職場での服選びにクールビズスタイルを意識していない」と回答しているの。
【でもその気持ち、わかる】
……まあたしかに、「ノーネクタイ&ノージャケット」と比較的定義がハッキリしている男性と違って、女性のオフィス服にはある種の “自由さ” がありますし、正直その気持ちわかるわ。会社に制服があったら、なおのこと関係ないしねぇ。
【そもそも会社は、クールビズを推奨しているのか?】
また「あなたが働く会社では、女性の『クールビズスタイル』を推進していますか?」という質問に対し最も多かった答えが、「会社からの呼びかけはなく個人の判断に委ねられている」(42.7%)という回答。なお「積極的に推進している」は19.9%、「クールビズのドレスコードが決まっている」という回答は、たったの5.3%という結果に。
【オフィスの温度設定は「暑い」】
一方で「夏のオフィス温度をどう感じるか?」に対しては、「暑い」が43.2%、「適温」が32.5%、「寒い」が24.2%。これを見るに、会社としては女性のクールビズをさほど推奨していないこと。しかしながら温度設定だけ見ると、「クールビズを意識している」ということがよくわかります。
【TPOをわきまえた夏向けオフィスファッションなら……すでにみんな、してるよね?】
露出過多にならないよう気をつけ、なおかつTPOをわきまえた夏向けの洋服。女性が夏に身につけるオフィスファッションの認識って、大体こんなかんじなのではないでしょうか。
【素材や機能性にもこだわってます】
アンケート結果を見るに、クールビズ対策として「涼しさ」「軽さ」を兼ね備えたファッションアイテムをチョイス。また「吸汗速乾」「抗菌・防臭」「接触冷感(ひんやり感)」といった機能があるアイテムがあれば嬉しいと考える、20代の女性たち。
【結論:女性における「クールビズ」の定義がわかりにくい】
定義が明確でないあまり、自ずと「クールビズは意識していない」といった結果になってしまったのでしょうが、結局は涼しさを意識した格好を求めていることに、変わりはないわけで。
【会社が積極的に推進していないことも認知が広まらない原因なのかも?】
なにをもって「女性のクールビズ」と呼ぶのか、その辺りがあやふや。そして特に、会社が提唱しているわけでもない。それゆえにおそらく、「クールビズ」という言葉が女性の中に浸透していないだけ。
アンケート結果から記者はこのように感じてしまったのですが、さてみなさんはどう感じられたでしょうか。
参照元:ドリームニュース
参考:青山商事株式会社
画像:ぱくたそ
執筆=田端あんじ (c)Pouch
▼「クールビズに着用するアイテムで重視するものは何ですか?」
▼「クールビズアイテムにあるとうれしい『機能』は何ですか?」
▼「夏のオフィス温度をどう感じますか?」