一見、いたって普通のシルバーリング。特筆すべきことといえば、やや個性的なフォルムくらいかしら?
しかし、こちらのリングの表面に流水を落とすや否や、その表情は一変。リングからはじかれた水しぶきが噴水となって、模様を描き始めたではありませんか……!
【噴水が描くのは「蝶」と「蜘蛛」】
世界初、噴水を作り出す指輪「ファウンテンリング(Fountain Ring)」を開発したのは、 “水のアーティスト” 杉原有紀さん。
クラウドファウンディングサイト「Indiegogo」に登場した同品は、5年もの歳月を経て生み出された、類を観ない逸品。
水が描き出すのは、蝶、そして蜘蛛。「水があって初めて完成される指輪」だなんて、なんだかとってもロマンティックですよねぇ!
【ひとつの「気づき」がきっかけでした】
制作者である杉原さんが、「スプーンに流水を当てると薄くて透明な水膜が出来る」ということに気がついた瞬間から動き始めた、こちらのアイデア。
【水膜に魅せられた結果……】
飛び散る水滴の真下に手を入れると、濡れない空間ができます。その不思議さに魅せられた杉原さんは、水膜を構成する6つの要素を研究。
循環ポンプを使って流水の量と水膜の直径の相関を確認したり、ドーム形状の大型作品を制作・発表したりと、様々な角度から「水膜」に挑み続けます。
そしてこのたび、3Dプリンタを用いて完成したのが、「ファウンテンリング」。
子供のような自由な発想で、見事、手のひらサイズの噴水をかたちにした同品は、プレゼントにも最適なのではないかと……!
【ビビビときたらサイトをチェック☆】
キラキラ輝くシルバーと、やはり同じようにまばゆい光を放つ、水の放物線。
同サイトはもちろん、日本語サイト「MotionGallery」にて支援、商品をゲットすることができますので、気になった方はさっそくチェックしてみてはいかがでしょうか。
参照元:Indiegogo 、MotionGallery
執筆=田端あんじ (c)Pouch