洋服を買おうと店に入っても、店員さんの接客次第では、購買意欲がグンと下がる。また逆に、何も買う気がなかったのに気がついたらお会計をしていた、なーんてこともある。それくらい、店員さんから放たれる言葉の1つ1つには、影響力があります。
人材会社iDAが全国の20代から40代の女性801人を対象に行った「ファッションに関する調査」で明らかになったのは、服を買う決め手になったファッション販売員のセリフ。気になるそのランキング結果を、さっそく見てみることにいたしましょう。
【このセリフで買いたくなる!】
「服を買いたくなったセリフ」ランキングのベスト3は、こんなセリフでした。
1位 「着回しがとてもしやすいですよ」(28.1%)
2位 「今日からセールでお買い求めやすくなっています」(25.7%)
3位 「人気で、今日再入荷したんです」(17.2%)
なお実際の1位は「決め手になったセリフはない」(34.2%)でしたが、ここではあえて省き、セリフのみの順位に焦点を当ててみました。
さて、いかがでしょう。「着回しがしやすい」「前より安くなった」「人気」、どれも購入の決め手になり得る要素ですよね。購買意欲が高まるセリフばかりだと記者(私)は思ったのですが、みなさんはどう感じたでしょうか。
【「私も持っています」は効果なし!?】
一方で決め手にならなかったセリフはというと、「先ほどもお買い求めのお客様がいたばかりです」(2.4%)、「(販売員自身)私も持っています」(7.1%)、「今年絶対1着は持っておいたほうがいいです」(7.6%)。
これまたよく聞くセリフばかりだけれど、この3つが票を集めなかったことに、記者(私)は納得してしまいました。なぜなら「誰かがすでに持っている」という一言で、人とは異なるファッションを好む私の購買意欲は、一気に下がってしまうから。
それに「絶対持っておくべき」とまで言われてしまうと、「絶対!? どうして!? 」と反抗心のようなものがムクムクと湧いてきて、買いたくなくなっちゃう……。きっと私は、 “あまのじゃく” なのでしょうね。
【販売員の方は知っておくべき、かも】
どういった言葉が客の心を打つのか、そのことがよくわかるランキングは必見です。販売員のみなさまはぜひ、今後のご参考に!
参照元:アットプレス
執筆=田端あんじ / 画像=Pouch (c)Pouch
▼年代別の結果です