『深夜食堂』は、新宿・花園界隈の路地裏で夜中の0時から朝の7時頃まで営業する「めしや」を舞台にした人情ドラマ。どこかワケありげなマスターと、深夜に食事をしにくる人々の間で繰り広げられる物語があったかくて、原作マンガもドラマも私のお気に入りです。
特にドラマは、見るたびにマスターのおいしそうな料理に一時停止ボタンを押してしまうほど。2016年10月21日からはNetflixでオリジナルドラマが始まっていて、楽しみに観ています。
ドラマの中で簡単でおいしそうだったのが第5話の「たまご豆腐丼」。先日作ってみた「麺なしタンメン」と「トンテキ」に続いて、紹介してもらったドラマの公式レシピをもとに、今回も作ってみましたよ〜。
【「たまご豆腐丼」が出てくる回のストーリーは?】
第5話は、親子の物語。雀士の大神が、6歳の男の子・大三を連れて「めしや」に来ます。昔の女に「あなたの子だから」と押し付けられたという大三を、大神は「めしや」に預けて雀荘に出かけてしまいます。大三は「めしや」でたまご豆腐丼をキャバクラ嬢のミドリと一緒に食べたり、「めしや」の二階で寝たりして父を待ちます。
やがて少しずつ大神に父親としての自覚が芽生えてきて……。父親の大神にうとんじられながらも、大神の好きなたまご豆腐を丼で食べる大三がいじらしくて、かわいくて、ほろっとしてしまう物語なのです。
【「たまご豆腐丼」レシピはこちら!】
そんな大三が食べる「たまご豆腐丼」は、材料さえそろえればすぐに作れてしまいます。
材料 (1人分)
・たまご豆腐 1個
・ごはん 1膳
・しらす 25g
・しそ 1枚
・たまご豆腐付属のタレ 1個
・だし醤油 少々
作り方
ごはんを丼に盛り、だし醤油を少々かけ、たまご豆腐、付属のタレ、しらす、刻んだしそをのせます。
これで完成! 超簡単!
【おなかに優しいとろりん食感】
たまご豆腐のやさしい塩気、しらすの磯の香り、しその香りが口の中で溶け合って、ご飯が進みます。それに加えて、食感の “とろりん度合い” がすばらしく、ほとんど噛まなくてもいいほどです。仕事で帰りが深夜になってしまった日など、体は疲れているけれど何か食べたい日に重宝しそう。深夜に6歳の男の子に出す食事だけあって、「たまご豆腐丼」はおなかにとっても優しい丼でした。
【映画『続・深夜食堂』がいよいよ公開】
おいしい食べ物とあったかい話が満載の『深夜食堂』。実は、映画『続・深夜食堂』が2016年11月5日から始まっています。
映画の公式サイトで登場人物たちを見てみると、喪服姿の中年男性に惹かれる範子、母親が子離れしてくれないため年上の恋人との結婚を打ち明けられない清太、お金に困った息子に頼まれて九州から上京する夕起子など、今回もなかなかいわくありげな人たちばかり。
どんな物語で、どんな食べ物が登場するのでしょうか。
参考リンク:映画「続・深夜食堂」[公式サイト、Twitter、Facebook]
映画『続・深夜食堂』は11月5日(土)より全国ロードショー
(c)2016安倍夜郎・小学館 / 「続・深夜食堂」製作委員会
※Netflixオリジナルドラマ『深夜食堂-Tokyo Stories-』は、現在Netflixにて配信中
調理・撮影・執筆=山川ほたる (c)Pouch