食べ出すと止まらなくなる、ダイエット中にはちょっとキケンなご飯のおとも。納豆にたらこなど、みなさんにもとっておきの一品があるのではないでしょうか。
日本と同じく稲作文化のアジア地域には、その土地ならではのご飯のおともが存在します。今回ご紹介するインドネシア版「食べるラー油」こと、生サンバルもそのひとつ。サンバルというのは、唐辛子が主原料のホットソースのことで、インドネシアやマレーシアの食卓に欠かせない調味料です。
数あるサンバルのなかでも、めちゃくちゃ簡単に作れて、非常に経済的、そしてびっくりするほどおいしい「生サンバル(※インドネシア語でサンバル・マター)」を作ってみましょう。
スーパーで手に入る材料で作れるようにアレンジしたレシピをご紹介します。
【材料】(2人分)
輪切り唐辛子・・・小さじ1〜2
熱湯・・・50cc
レッドオニオン または新玉ねぎ・・・小1/6コ
レモン またはライム・・・1/3コ
サラダ油・・・大さじ1
粗塩・・・小さじ2/3
【作り方】
1. 熱湯に唐辛子を入れて、5分ほど置いてから水気を切る。
2. レモンの皮は千切りに。レモンは絞っておく。
3. 小さめのボウルに唐辛子、薄切りにした新玉ねぎ、レモンの千切り、レモンの絞り汁、サラダ油、粗塩を入れてスプーンで混ぜ合わせる。
※本来は生の赤唐辛子を使って作ります。手に入るようであれば、ぜひお試しください。より本格的な風味が楽しめますよ。
【酸味と辛味がやみつきに!】
ピリッとした唐辛子とレモンの酸味が、タイ料理のトムヤムクンにも似たお味。そのままでは辛すぎる唐辛子がサラダ油とであうことでまろやかに変化、ほどよい辛さがご飯にぴったりです。
シャキシャキした新玉ねぎの食感もまたサイコーで、箸が止まらなくなるウマさ!! 一度食べたら病みつきになってしまうこと必至のおいしさです。
インドネシア人シェフの友人によると「サンバルはおふくろの味。それぞれの家庭に伝わるレシピがあるんだよ」とのこと。ちなみに彼のご家庭では、レモングラスとこぶみかんの葉などのハーブ、「トゥラシ」と呼ばれるエビの発酵調味料を入れて作るそうですよ。
わたしたち日本人好みの味の生サンバル。これだけで、ご飯3膳はイケちゃうおいしさです。みなさんもぜひ、チャレンジしてみてくださいね!
レシピ・調理・撮影・執筆=sweetsholic (c)Pouch