2018年1月22日、関東地方は記録的な大雪に見舞われ、交通機関が大きく乱れました。
その22日前後にツイッターで注目を集めていたのが、ハッシュタグ「#北から目線」。雪の多い北国に住む人や北国出身の人から寄せられた投稿には、雪道の歩き方や防寒のしかたなどが丁寧に記されていて、雪に慣れていない人への温かいアドバイスであふれていました。
なかでも注目されていたのが、通称 “ペンギン歩き” 。やや前かがみになった状態で、靴裏全体でしっかりと重心をかけ、歩幅を狭くしてゆっくり歩くという方法です。
【こっちが本当の “ペンギン歩き” ?】
だけど……東京ズーネットの公式ツイッターによると、本物のペンギンは “ペンギン歩き” していないそう!
ツイッターの投稿に添えられていたのは、東京動物園協会発行「ZOO! どーぶつえんしんぶん」第3号。ペンギンの脚の構造がよくわかる “レントゲン写真” のようなイラストが描かれています。
それによるとペンギンの足のように見えているのは、なんとつま先のみとのこと。人間で言うと「つま先立ちのままスクワットをしたような、中腰の状態で立っている」らしいんです!
つま先立ちでスクワットて……そりゃチョコチョコ歩いているわけだわ。ってか、チョコチョコ歩けるだけでもスンゴイわ~!
【まさかの真相に騒然とするTL】
衝撃の事実を伝えるつぶやきには、「できるかーーーーーい!」「絶対ムリ、目的地着く前に足吊るわ」「道理で転ぶペンギンもいるはずだね」といったコメントが続々と寄せられ、リツイート数7900超、「いいね」の数8900超と、かなり注目されていたようです。
【可愛い顔してそんな苦労をしてたのね…】
ちなみに東京ズーネットによると、つま先立ちといってもバレリーナのような立ち方ではないそうで、実際は「指先から指の付け根まで」を地面につけているんですって。
これは相撲や剣道で深く腰をおろしたときのポーズ、 “そんきょ” の状態に近いそう。この姿勢のまま、やや腰を浮かせて空気椅子のようにした状態にして歩くのが、本物のペンギン歩きのようですよ。改めて、ペンギンすごいっ。
参照元:Twitter @TokyoZooNet_PR、Twitter #北から目線
執筆=田端あんじ (c)Pouch
▼ペンギンさん、知らなかったよ
「雪道はペンギンのように歩きましょう」とのことですが、ではここで、ペンギンの足の構造を見てみましょう。
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> つま先立ちのままスクワット <
 ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄※東京動物園協会発行「ZOO! どーぶつえんしんぶん」第3号より pic.twitter.com/iHCuaQL6tm
— 東京ズーネット[公式] (@TokyoZooNet_PR) January 24, 2018
▼ちなみに…馬は指先のみ、しかも「中指1本」で立っているそうな(マジか)
ペンギンの「つま先立ち」と書きましたが、「指先から指の付け根まで」を接地している状態ですね。相撲や剣道で深く腰をおろしたとき(蹲踞)の指の状態と同じ。ホントに指の先端で立つとなるとバレエのポワントのようになってしまいますが、実際に指先だけで立っているのがウマ。それも中指1本で。
— 東京ズーネット[公式] (@TokyoZooNet_PR) January 25, 2018