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【ウソみたいなホントの話】妊婦が異国で産気づく → YouTubeとGoogleに頼りながらホテルで自力出産

2018年5月12日

アメリカ空軍に勤める22歳の女性、ティア・フリーマン(Tia Freeman)さんは、自分が妊娠しているということを妊娠3期になってようやく気がついたのだそう。生理が不定期だったため、指標となるものがなくわからなかったといいます。

妊娠に気がつく以前に、フリーマンさんはドイツで休暇を取るため、航空チケットを手配していました。

「子供が予定日どおりに生まれてくれたら問題ない。それに……キャンセルするお金がもったいない!」と、フリーマンさんは飛行機に搭乗します。この選択が後に、前代未聞の事態を引き起こすこととなるのです。

【生まれそう→病院ではなく「ホテル」へ直行】

飛行機で食事をとった後に、食中毒のような症状が出て痙攣を起こしたというフリーマンさん。乗り継ぎのために着陸したトルコ・イスタンブールの空港に着いたころには、赤ちゃんがもうすぐ生まれてくることが、体感でわかっていたといいます。

17時間イスタンブールで過ごさなければならないため、フリーマンさんは宿泊するホテルへ直行

おそらくほとんどの人が「普通は病院に行くでしょ!?」と心の中でツッコんだと思うのですが、病院に行かなかったのは「英語が通じない」「緊急の番号がわからない(日本でいう119)」という2つの理由からだったと、海外サイト「The Independent」が伝えています。

【YouTubeとGoogleに頼って自力で出産!】

こうなりゃ自分1人で出産するしかない!と決意したフリーマンさんは、YouTubeとGoogleで出産方法を検索

水中出産を選んだフリーマンさんは、ホテルのバスタブにお湯をいれて、熱湯消毒した靴紐とはさみを用意。そして赤ちゃんを包むために1枚、出産時に口にくわえるために1枚、合計2枚のバスタオルを用意して、出産に挑んだというのです。

【元気な男の子が生まれました】

赤ちゃんは5回から6回いきんだところで生まれたそう。胎盤を取り除き、消毒した靴紐でへその緒を切って、赤ちゃんをキレイにした後で母乳を与えて寝かしつけ。

最後に “ホラー映画のセット” のように汚れてしまったバスルームも掃除して、ようやく自分自身も眠りについたのだそうですよ。

【病院へ行けたのは出産から24時間後】

翌日空港へと向かったフリーマンさんは、明らかに新生児を抱えていることで人身売買を疑われ(!)、空港スタッフに話しかけられたとのこと。

税関、航空会社、警察、さらには医師と看護師が集まって騒ぎとなったらしいのですが、事情を説明するとわかってもらえたよう。

その後はイスタンブールにあるアメリカ領事館に行って、息子の出生証明書とパスポートを取得。生まれてから24時間後にようやく母子ともに病院へ運ばれて、そのまま2週間滞在することとなったのでした。

なお滞在費は全額、フリーマンさんが利用したターキッシュエアラインズが出した模様。赤ちゃんにとって初めての服も、ターキッシュエアラインズがプレゼントしてくれたんですって!

【ミドルネームはトルコ語です】

赤ちゃんの性別は男の子で、ザビエル・アタ・フリーマン(Xavier Ata Freeman)と名付けられたそう。ちなみにミドルネームの “アタ” はトルコ語で、意味は “賢人” 。調べてみたところ、トルコでは男の子の名前としてよく使われている単語のようです。

とにもかくにも、無事に生まれてきてくれてよかった! 今回は何事もなかったからいいけれど、フリーマンさん、どうか今後はくれぐれも、無茶なことはしないでくださいね~!

参照元:Twitter @TheWittleDemonThe Independent
執筆=田端あんじ (c)Pouch

▼事実は小説より奇なり!


▼赤ちゃん可愛いです

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