バーカウンターは、バーテンダーのみなさんの一挙手一投足を堪能できる、特等席。味だけでなく作る過程まで含めて、 “カクテル” というひとつの作品を間近に感じられます。
今回みなさんにご紹介するのは、スコットランドの首都・エディンバラにある高級バーラウンジ、「The Register Club」でバーテンダーとして勤務している男性、ジョー・コッベ(Joe Cobbe)さんのインスタグラムアカウント。
彼の手さばきはまるで魔法のよう、そこから生まれる芸術的カクテルをご覧あれ〜!
【これは…魔法?】
2019年1月8日に投稿された動画に映し出されていたのは、「ミスティ・アイズ(Misty Eyes)」という名前のカクテルを仕上げていく様子。
「涙でかすんだ目」という意味を持つカクテルにおいてスパイスのような役割を果たしているのは “炎” 。流れるような作業工程が、まるで魔法みたいなんですけども~~~!
【カクテルに火をつけとるぞ】
用意されたグラスにまず投入されたのは、70%前後と極めてアルコール度数が高いことで知られているリキュール、アブサン。続いてコッベさんが手に取ったのはなんとガスバーナーで、アブサンの表面に迷うことなく着火。
その後はダンスをするかのようななめらかな動きで、ココアパウダーを振りかけ、ライムジュースやガムシロップを入れ、「タンカレー」という名のジンを注いでいくわけなのですが……。
ジンを入れた際に炎がさらに燃え上がるシーンがとっても綺麗~! こんなん目の前でやられたら、惚れてまうやろ~!
【フィニッシュの仕方がかっこよすぎる】
……しかしながら、カクテル作りはまだ終わりを迎えたわけではないのですっ。
最後の最後に、グラスの傍らに用意しておいた “クラッシュ氷を集めて固めたもの” を、そっとカクテルの上に置いたコッベさん。そのままくるくるとグラスを回したかと思いきや、グラス自体をコン!とテーブルに叩きつけたではありませんか。
この過程を経ることで、グラスからじわじわ漏れ出る煙と、氷がクラッシュして鎮火する様子を、間近で見ることができるというわけ。カクテル自体も作る過程も、オシャンティーすぎる~~~!
バーに行くたびに思うことですが、やっぱりカクテルは、飲み物であると同時に芸術品であると実感した次第。そしてバーテンダーのみなさんのパフォーマンスも、アートそのものですわ~。
参照元:Instagram @joeeeey96
執筆=田端あんじ (c)Pouch
▼「手の動きフェチ」としてはたまらん
▼所作がいちいち美しい…