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映画ライターが厳選「グルメ映画3選」! 自宅で再現したくなる料理ばかり登場するよ

2020年4月11日

映画ライター斎藤香が、DVDなどで見られるオススメ作品をひとつ厳選して、ネタバレありの本音レビューをします。

今回ピックアップするのはお家で見られる「グルメ映画」です。家でご飯を作るときの参考になりそうな映画を3作品ご紹介しますね!

【お弁当パワーで感動する映画『今日も嫌がらせ弁当』】

Amebaブログ「kaori(ttkk)の嫌がらせのためだけのお弁当ブログ」が大ヒットし、書籍化されたエッセイを映画化したのが本作。反抗期の娘へのメッセージをキャラ弁にたくした母親・かおり(篠原涼子)と娘の双葉(芳根京子)の親子愛を描いた感動作です。

この映画の中で主演級の存在感を放つのがお弁当! 母から娘へのメッセージは海苔が代弁しています。キャラ弁作りは工作みたいで楽しそうだし、娘へのメッセージは愛情たっぷり。

キャラ弁って「味は二の次になってしまうのでは?」と思っていましたが、かおりのお弁当は美味しそうなところも魅力的。作るのも食べるのも恋しくなる作品です。

監督:塚本連平 出演:篠原涼子、芳根京子、松井玲奈、佐藤寛太、岡田義徳、村上知子、佐藤隆太
(発売中/Blu-ray&DVD豪華版:6800円+税 Blu-ray通常版:4800円+税 DVD通常版:3800円+税/ポニーキャニオン)
(C)2019「今日も嫌がらせ弁当」製作委員会

【SNSで炎上したシェフが逆転をかけてやり直す『シェフ 三ツ星フードトラック始めました』】

一流レストランのシェフとして腕を振るっていた男性が、オーナーと衝突して店を飛び出し、ボロボロのフードトラックで再出発する姿を描いた人間ドラマ。

主人公の再出発は前途多難! でも悪戦苦闘するうちに、助けてくれる仲間、支えてくれる家族の存在に気づき、人間関係の大切さをかみしめるという物語。

本作は様々な料理が登場。見ているだけで美味しそうなものばかりだけど、自宅で簡単にマネできる料理もあるのです。特にフードトラックを始めるきっかけとなったキューバサンドウイッチは食べたくなるし作りたくなるハズ!

鉄板にバターたっぷりひいて、マスタードを塗ったバゲットに、ローストポーク、ロースハム、刻んだピクルス、スライスチーズを挟んでトーストしたら完成! 美味しい世界に浸りたいときにオススメです。

監督・脚本:ジョン・ファヴロー 出演:ジョン・ファヴロー、ソフィア・ベルガラ、ジョン・レグイザモ、スカーレット・ヨハンソン、オリヴァー・プラット、ダスティン・ホフマン、ロバート・ダウニーJr.
(発売中/Blu-ray:1800円+税/ソニー・ピクチャーズ・ホームエンタテインメント)

【日本の四季に合わせた旬の食材を魅力的に描く『リトル・フォレスト』】

東北の小さな集落で暮らすいち子(橋本愛)が、自給自足の生活をしながら生活を営んでいく姿を食を中心に描いていく物語。原作は、五十嵐大介作の漫画『リトル・フォレスト』。

「夏・秋」と「冬・春」の2部構成。その季節にしか味わえない旬の食材を育て、料理し、最後に食べるまでをの姿を丁寧に描いた作品で、心の底から食べたくなるものばかり。

「夏・秋」は米を発酵させて作った冷たい甘酒や、「冬・春」は、カレーとチャパティなどのごちそうが次々と登場。作りかたもしっかり見れるので、参考になります。自給自足の生活をしながら人生をゆっくり味わうように生きるヒロインの生き方も見どころです。

監督:森淳一 出演:橋本愛、三浦貴大、松岡茉優、温水洋一、桐島かれん
(発売中/Blu-ray:4700円+税/松竹株式会社)
(C)「リトル・フォレスト」製作委員会

皆さん、家で過ごす時間が増えると思いますので、この機会にいろいろな料理に挑戦してみては? ぜひグルメ映画のまねっこ、してみてください。

執筆:斎藤 香 (c)Pouch

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