このたびファッションブランド「DIESEL」が公開したのは、「離ればなれになっていた恋人たちの再会」をとらえたムービー。
実際のカップルが起用されていることもあり、感情や行動に伴う “親密さ” がリアル。
言葉がなくとも、全身から「会いたかった!」という思いが伝わってくるんです。
【会いたくても会えない「もどかしさ」と「不安」】
DIESELが公開した『When Together』に登場するのは、あらゆるタイプの愛のカタチを体現した8組のカップル。
カップルたちは “離ればなれの生活” を強いられているあいだ、それぞれ孤独や不安を抱えていたみたい。
恋人が電話越しにいると思い安心する反面、もどかしい気持ちを感じていたようなんです。
また、会えることがわかっても、今度は別の不安が生まれてしまい
「自分の見た目が以前と変わっていないか、恋人はまだ同じ気持ちで自分を好きでいてくれるか、すごくナーバスだ」
と口にする人も……
同じような思いをした人はきっとたくさんいるでしょうし、私自身も強い共感を覚えました。
【磁石のように体を引き寄せ合って…】
そうした不安や葛藤を乗り越えて、ようやく再会できたときの喜びは格別!
はじけるような笑顔で頬にキスをしたり、強く抱き寄せたり、愛おしそうに指を絡めたりと、スキンシップが止まりません。
会えなかった時間を埋めていくかのように抱き合って、濃密な時間を過ごすカップルたち。
「あなたの目が大好き」「ほかにはどんなところが好き?」などと愛を囁きあうシーンは、まるで映画を観ているかのような美しさでした。
【「一緒にいること=当たり前」ではない】
個人的に、最も心に残ったのはラストシーン。
あるカップルが「ここにいたい」「わたしも」と会話する場面が、思いもよらず心に沁みて、涙しそうになってしまいました。
「一緒にここにいる」ことはカップルにとって「日常」だったはず。
でも日常がままならない中では、「一緒にいること=切なる願い」になってしまうのだと、しみじみ実感させられます。
こんな時代だからこそ完成した、今回のムービーは「深い人間関係を通じて真実の愛を讃えるストーリー」。
切なさと愛しさが詰まった、ショートフィルムの映像美を、ぜひともお楽しみください。
参照元:DISEL、YouT
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執筆:田端あんじ (c)Pouch