2021年3月8日は「国際女性デー」。これにちなんで漢方のツムラが「#OneMoreChoice」プロジェクトをスタートします。
プロジェクトに込められているのは「女性の不調に、我慢に代わる選択肢を。」というメッセージ。
ツムラが注目したのは、疲れや生理痛、イライラ感、不安感、言葉にしにくい不調があるのに、無理に我慢していつも通り家事や仕事をこなしてしまう「隠れ我慢」。
ツムラの調査で明らかになった「隠れ我慢している女性は8割」(!)という結果を受けて、発足したそうなんです。
【みんなが我慢しちゃう症状は?】
ツムラが全国の20代~50代女性1万人を対象に実施した調査によると、「隠れ我慢」をしている女性は79.2%。
我慢してしまう症状トップ5は、
1位 疲れ・だるさ
2位 イライラ感
3位 不安感
4位 PMS
5位 寝つきにくい・目覚めが悪い、眠りが浅い・不眠
【我慢する理由は仕事や家事への責任から】
また、女性の4割は「我慢できるから」「休むほどではないから」と、不調は我慢するのが当たり前と思い込んでいることも明らかに。
「我慢していつもどおり過ごす理由」として最も多かったのは「休むと家事や仕事に支障が出る」でした。
そうして無理を重ねた結果、体調を悪化させてしまった人は、61.4%!
「高熱を出した」「生理痛だと我慢したら急性胃腸炎だった」「救急車を呼ばれてしまった」など、様々な声が寄せられています。
【自分よりも周囲を心配する女性たち】
印象的だったのは、「周りの女性の不調は心配するが、自身の不調は周りに伝えない女性が多数」という調査結果。
「隠れ我慢を誰かに相談する」が47.1%だったのに対し、「親しい女性が不調を我慢していたら休むことを進める」が83.2%もいて、なんだか切なくなってしまいました。
一部でささやかれる「女性の敵は女性」説が吹っ飛んでしまうような、優しくも悲しい調査結果ですよね……(涙)。
【ほんとはみんな「我慢したくない」!】
そのいっぽうで、92.7%が「隠れ我慢をしなくていい社会になってほしい」と回答しているんです。
そうした社会の実現のため必要なこと、として寄せられていたのは、
「男性も女性も自分の仕事だと決めつけずに、お互い思いやりを持って一緒に家事や仕事をする」(東京都30代)
「言いやすい職場作り 休んでも回る職場 休みやすい職場」(愛知県30代)
といった声。
女性の生き方とジェンダー平等について考える「国際女性デー」の本日を機に、改めて考えてみるといいかもしれません。
【自分の「隠れ我慢タイプ」が分かる診断も】
ツムラは診断コンテンツ「隠れ我慢チェッカー」も公開中。
診断コンテンツでは、「頑張り屋さんタイプ」や「敏感さんタイプ」「慣れっこさんタイプ」「不調さんタイプ」といった5つの隠れ我慢タイプから、自分に当てはまるものを導き出せます。
ちなみに、日本女性に最も多いのは「気遣いさんタイプ」。
周囲への配慮が大きく、自分の欲求や感情を否定しがち。他人を見るともっと頑張らなきゃと思ったり、評価を気にしてしまうタイプ、ということです。
診断は1分ほどで終わるので、トライしてみはいかがでしょうか? それぞれのタイプへのアドバイスもあるので、自分のことを知る機会にもなりますよ。
参照元:#OneMoreChoice、YouTube、HAPPY WOMAN 公式サイト、プレスリリース
執筆:田端あんじ (c)Pouch