先日、カレー好きのための『世界のカレー図鑑』を発売した『地球の歩き方』。同編集部ならではの知識を活かした非常にマニアックな1冊でしたが……なんとこのたび、中華料理好きのための新刊『世界の中華料理図鑑』を発売!
王道メニューから日本ではまだあまり知られていない地方料理まで全349品を一挙解説しています。
注目したいのは “世界に広がった中華ルーツのメニュー” 。おなじみの「八宝菜」や「エビチリ」が実は日本版アレンジってご存じでしたか!?!?
【中華料理を深掘り!】
2022年5月26日から全国書店およびオンライン書店で発売中の『地球の歩き方旅の図鑑シリーズW16 世界の中華料理図鑑』(学研プラス / 定価1980円)。
四川、上海、北京、広東などの中国を代表する料理をはじめ、シルクロードにつながる西北地域の料理や雲南・貴州料理などの地方料理もラインナップしています。
各料理の特徴、よく使う食材や調味料、名物メニューの調理法や料理名の由来、現地でどのように食べられているかなどをしっかり解説。
さらには、中華料理にまつわる雑学や、地球を旅してきた編集スタッフだからこそ知りえる現地のグルメストリート&名店情報を紹介! 現地の味を忠実に再現した日本国内のおすすめ店もピックアップされているので実際に訪れることもできちゃうんです。
【「現地化」する中華料理も紹介】
世界で食されている中華料理。その中には「中国から世界に伝わったアレンジ中華」や「現地で生まれた各国オリジナル中華」なども含まれます。
本書では「中華丼や天津飯は日本で生まれた!?」「インドでおなじみのアメリカンチャプスイ」「韓国のジャージャー麺(チャジャンミョン)はカラメルが隠し味」といった、世界各国で見られる中華ルーツのメニューもずらりと紹介。
現地の人々の口に合うよう、時間をかけて独自の進化を遂げた例を多数掲載しています。
【日本ではおなじみの中華だけれど…】
「日本の中華」という項目では、日本人の好みに合うよう現地化したメニューをセレクト。麻婆豆腐、八宝菜、酢豚、青椒肉絲、エビチリがこれに当てはまるらしく、目からウロコ~!
たとえば、エビチリのルーツは四川料理の「ガンシャオシアレン」。しびれるような味わいが特徴ですが、日本ではケチャップなどで辛味を押さえた甘口テイストが一般的です。
日本人にとっては、どの料理も中華の定番ですが、本場では “定番” ではなかったのね!!!
参照元:地球の歩き方、プレスリリース
執筆:田端あんじ (c)Pouch