Hello! 海外で暮らす私・香月実穂が現地で感じた「日本ではありえないこと」や「驚くこと」を紹介するよ!
日本でサンドイッチの定番といえば “タマゴ” や “ツナ” が思い浮かぶけれど、世界各国では定番サンドイッチってあるのでしょうか。
気になる疑問を、さっそく5カ国の友人に定番のサンドイッチの定番具材を調査して、気になったサンドイッチを実際に作ってみましたよ~!
【5カ国の定番サンドイッチ】
まずは私の友人に調査した各国の定番サンドイッチの具材を一気に紹介します。
<アメリカ:ピーナッツバタージェリー(Peanut Butter Jelly)>
食パンにピーナッツバターとフルーツジャムを塗ったもの。日本人のおにぎりのような感覚で、アメリカでは手軽にサクッと食べる定番みたい! 友人によれば「グレープが理想的だけれど、イチゴやブルーベリーでもOK」とジャムの種類については特に指定はないみたいなのでお好みのものを。
<アイルランド:クリスプスサンドウィッチ (Crisps sandwich)>
食パンにマーガリンを塗り、アイルランドの湖池屋的存在のポテチ「TAYTO(テイヨー)」を挟んだもの。子どもに大人気のサンドイッチなんですって!
Pouchでチャレンジした記事はコチラ!
<スペイン:ボカディージョ・デ・トルティージャ・デ・パタタス(Bocadillo de Tortilla de Patatas)>
スペインでは食パンより、バゲットに具材を挟むスタイルのサンドイッチが主流。定番なのは、“スペイン風のオムレツ” をサンドイッチしたもの。バルでよく見かける定番メニューです。
<モロッコ:ボカディージョ(Bocaddillo)>
サンドイッチの全般のことを「ボカディージョ」と言うんだとか。定番の具材は縦に切ったバゲットに、ツナ、オリーブ、玉ねぎ、トマト、ゆで卵などをトッピング。サラダのような具材がヘルシー!
<イギリス:(チップバティー(Chip Butty)>
ポテトフライを白い食パンに挟んだサンドイッチ。味付けはお酢のみが王道レシピで、ケチャップを使うのは邪道なんだとか。イギリスで有名なフィッシュ&チップスにお酢をかけて食べるし、意外とアリなのかも?
……いやでも、ちょっと待って? 具材がポテトフライのサンドイッチ!? なんだかアイルランドのクリスプサンドウィッチと聞こえが似ているけど、どういうことなの~。
【気になりすぎたので作ってみた】
調査で1番気になったのはイギリスの定番サンドイッチ「Chip Butty」。友人にレシピを聞いて作ってみました!
用意する材料は、
・白い食パン
・ポテトフライ
・バター
・お酢
材料だけみると、アイルランドに引けを取らないヤバそうな組み合わせです……。
作り方は、バターを食パンに塗った上にポテトフライをのせ、お酢をかければもう完成♪ 超簡単です。
【食べてビックリ!】
さっそくひと口食べてみると……これはまるでコロッケパンを食べているみたいだ。
でもお酢がいい仕事をしてくれていて、口の中はさっぱりします。
ただこの組み合わせはかなり重い! 食べ終わった頃にはしっかり胃もたれしてしまいました(笑)。
お酢でパンがベシャベシャになっているのも食べ切るのがキツかった……。
【国が違えば定番もそれぞれ】
はたから見ると「マジ?」と思う組み合わせでも、その国の人からすればソウルフード。サンドイッチはアレンジが無限にある料理なので、お国柄が出ていて興味深かったです。
他国の料理をリスペクトする気持ちもはからずも学べた調査になりました!
皆さんのサンドイッチの定番はなんですか?
協力:香月実穂フレンズ
参考リンク:The Guardian(英語)
撮影・執筆:香月実穂
Photo:(c)Pouch