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口が12個重なった漢字、なんて読むの? 辞書や書籍に書かれた「奇妙な漢字」をまとめた本が発売中です

2023年1月23日

突然ですが、皆さんに質問です。

漢字の「口(くち)」を12個並べるとなんて読むのかご存じでしょうか? そして、その意味は?

今回ご紹介するのは、おそらくほとんどの人が見たことがないであろう、「奇妙な漢字」ばかりを収録した書籍。

本当に存在するのか疑ってしまういっぽうで、辞書や書物にはきっちりと載っているーーー。不思議でマニアックな漢字の世界をのぞいてみましょう!

【「口が12個」の意味は?】

さて、冒頭の質問に戻ります。

「口」を複数使用した漢字として有名なのは「品」ですが、ご紹介する漢字に使用されているのはその4倍にあたる12個! 口が互いに重なり合う造形は、漢字というよりも模様のようです。

この漢字の意味は「おしゃべり」。江戸時代の戯作者・式亭三馬による『譃字尽(うそじづくし)』という本の中に出てくるんですって。

口が12個でおしゃべり……わかるような気もするけれど、見るからに騒々しそうだし、どことなく不気味だぞ!?

【難解だけど…ちょっとわかるかも】

こうした漢字はほかにもたくさんあるようです。

「雲」と「龍」を3個ずつ組み合わせた画数多すぎな漢字や、1本の縦線にしか見えないもの、「電」「気」の2文字を合体させたもの……まさかこんな漢字があるなんて!!!

それぞれ難解ではありますが、不思議と意味が伝わってくるものもあります。

たとえば「子をひっくり返す=産まれる」「下心を上下に重ねる=心がむなしい」というふうに、なるほど〜! と膝を打ってしまうこと確実ですよっ。

【もっと知りたい人は…】

2023年1月11日発売の書籍『奇妙な漢字』(杉岡幸徳 著 / ポプラ社)には、こうした漢字がたくさん収録されています。

形が奇妙。読み方や意味が奇妙。読めそうで読めない。なにかがおかしい。

ありとあらゆる角度から集めた奇妙な漢字が468も集結しており、想像するに、ものすご〜く読みごたえがありそう!

お値段は税込み990円です。ポプラ社の公式サイトおよびAmazonからどうぞ。

参照元:プレスリリースポプラ社Amazon
執筆:田端あんじ (c)Pouch
[ この記事の英語版はこちら / Read in English ]

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