日本のスーパーで買える食材で、海外サイトの公式レシピを作ってみる「#おうちで外国気分」。
いつものレシピとはひと味違うお料理で、ちょっぴり異国情緒を味わっちゃいましょ♪
第8回は、オーストラリアで紹介されている「ジャパニーズ スタイル パンケーキ」に挑戦します。
海外の日本食レストランあるある “日本っぽいけどなんか違う料理” な予感もしますが、果たして……!?
【材料はパンケーキといっても】
今回参考にするのは、オーストラリアのスーパーマーケット「Woolworths(ウールワース)」の公式レシピです。
用意した材料(1人前)は、次のとおり! 品数多めですが、特別なものはなく、家に常備しているものが多かったです。
・木綿豆腐:1/4丁
・小麦粉:50g
・野菜ブイヨン:50ml
・溶き卵:1/4個分
・コールスロー:100g
・薄切りネギ:適量
・油:適量
・マヨネーズ:適量
パンケーキといってもスイーツじゃないことがわかるラインナップです。ちなみに、野菜ブイヨンはお手軽に野菜風味のコンソメをお湯に溶かしたものを使いました。
そして、さらに「ケチャップマニス」なるものを用意しなければいけないのですが……それってな〜に!?
調べてみたところ、インドネシアの調味料でナシゴレンやサテなど日本でも馴染みのある料理に使われているそう。
検索してみると、そろえやすい材料で代用ソースが作れるようなので、今回はコチラを用意しました。
・おろしにんにく:小さじ1
・しょうゆ:75ml
・砂糖:75g
・塩:少々
名前からしてトマトが入るのかと思ったけど、“ケチャップ” はインドネシア語で “ソース” 全般を指すのだとか。
見知らぬ調味料の登場に少し焦りましたが、これでなんとか無事にすべての材料がそろったぞ〜!
【クッキングスタート!】
それでは、さっそく作っていきましょう♪
油をひいたフライパンを熱して、水気を切った木綿豆腐を入れて焼きます。片面ずつキツネ色になるまで焼いたら、お皿へ取り出します。
小麦粉、野菜ブイヨン、溶き卵をボウルに入れてよく混ぜ、コールスローを加えてさらに混ぜ合わせます。
コールスローを料理の具材にするってなんだか大胆! このあたりに外国のレシピっぽさを感じます。これがパンケーキのもとになるって、どんな味になるのかな。
このパンケーキのもとを、再び油をひいて熱したフライパンに入れます。丸く平らに広げて焼いていきますよ〜。
両面ともこんがり焼き色がついたら、こちらもいったんお皿へ取り出しておきます。
【できあがったその姿は!?】
つづいては、ケチャップマニスを作ります。
こちらの調理手順は、とってもシンプル! すべての材料を鍋に入れて弱火にかけ、アクを取りながら煮詰めるだけ。あっという間に、照りのあるソースができました。
ペロッと舐めてみたら、甘じょっぱさの中にガツンとにんにくが効いてる〜!
あとは、お皿に置いたパンケーキの上に豆腐をのせて、ケチャップマニスとマヨネーズ、さらにネギを散らせば「ジャパニーズ スタイル パンケーキ」の完成です☆
丸い生地に真四角の豆腐がのったユニークな見た目ですが、あれれ。パンケーキってもしかしてお好み焼きのこと……!?
【お好み焼きっぽいけど…】
さっそく食べてみると、パンケーキはコールスローの酸っぱさがアクセントになっていてサッパリ。豆腐はただ焼いてるだけなので、素材の味そのままです。
全体的に淡白なので、コクのあるケチャップマニスやマヨネーズのトッピングがよく合う〜。ネギの薬味っぽさも絶妙にマッチしています。
そのおかげでなんとなくお好み焼きに似てはいるのですが、ほのかに酸味のある生地に、むっちり食感の焼き豆腐の組み合わせは新感覚。
クセになる不思議な美味しさはありますが、やっぱり日本の料理とは違う独特さも感じました。
【リセットご飯にしても◎】
そんなわけで、オーストラリアのオリジナル要素も強かった「ジャパニーズ スタイル パンケーキ」。
お腹に優しく食べやすかったので、食べ過ぎた翌日のリセットご飯にしてもいいかもです!
また、ケチャップマニスは余ったら保存して、炒めものなどに使ってもGOODでしたよ。
お手軽度★★★★★(難しい工程は一切ナシ)
外国っぽいゴハン度★★★★☆(海外の和食メニューっぽい不思議さが◎)
参考リンク:Woolworths(ウールワース)
執筆・撮影:つぼみまい
Photo:(c)Pouch