うだるような暑さがつづくと、和菓子が食べたくなる私。ぷるんとした食感と優しい甘さが魅力の「水まんじゅう」は、見た目にも涼しく夏のデザートとして最適です。
食べたいな……そう思ったら今すぐ作っちゃいましょう♪
今回はダイソーにあるシリコーン製の「プチケーキ型」を使って、簡単に水まんじゅうを作ってみました。
【ダイソー「プチケーキ型」は水まんじゅうの型としてもイケる!】
水まんじゅう専用の型というものが存在しますが、実はダイソーで売られている「シリコーンプチケーキ型」があれば意外とそれっぽいものができるんです。
シリコーン型って耐熱温度の守備範囲が広いのだ。直火はNGだけど、電子レンジやオーブンで使えます。
さらに柔らかい素材なので、型から外すときに失敗しにくいよ。使い道はマフィンや蒸しパンだけじゃないのね〜。
【家にありそうなものでできちゃいます】
JA南さつまのwebサイトに載っていたレシピを参考に、片栗粉、砂糖、水、小豆こしあんを用意。このメンツならすぐにそろうし、家に常備しているものもありますね。
あんこは手作りでも市販でもお好みのものを。「こしあん」のほうがなめらかな舌触りになるのでおすすめです。
【あんこは先に用意しておくと◎】
あらかじめあんこは丸めておくと作業がスムーズになります。柔らかすぎて扱いにくい場合は、ラップでくるんでちょっと冷蔵庫で冷やしてみて!
鍋に片栗粉と砂糖、水を入れてよく混ぜてから火にかけます。するとトロ〜ンとしてくるので、鍋の底が見えるくらい透明感が出るまで練ります。
熱いうちにシリコーン型の半分までスプーンで流し込み、丸めておいたあんこを押し込んだら、さらに生地を流し入れ、あんにかぶせて平らに。
このとき、シリコーン型を少し水で濡らしておくと外すのがラクになります。
若干詰め込みすぎた感はありますが、ラップをかけて冷蔵庫で3時間ほど冷やし固めます。
長時間冷蔵庫に入れると固くなってきちゃうので、当日食べるくらいがちょうどいかも。
【水作戦で上手に型から外しましょ】
さて、固まったらシリコーン型から外していくのですが、ここでポイント!
水まんじゅうの表面に水をつけ、型と水まんじゅうの隙間にスプーンなどでさらに水を注入しながら外すと上手くいきます。
あんこが少しはみ出ていてもこれはこれでご愛嬌。無事、全員取り出せました!
【シアーな透明感、ぷるんとした弾力にうっとり】
ダイソーのシリコーン型で作ってみたら、午後のおやつにちょうどいいサイズになりました。あんこがほんのり透けるくらいの透明感は眺めているだけで涼やかな気持ちに。
吉野葛やわらび餅の粉などなくても、片栗粉だけでぷるんと弾力のある食感になりました。これはもう水まんじゅうそのもの。余計なものが何も入っていないシンプルな甘みを楽しむことができます。
ちなみに、ダイソーにはほかにもいろいろな形のシリコーン型があります。
以前購入した『くまのプーさん』の型でも挑戦してみたら、耳の部分取れちゃうかなと思ったけど、上手に外すことができました。子どもたちのおやつにもよさそう!
気軽に日本の涼を楽しめる水まんじゅう。とっても簡単なのでぜひ作ってみてください。
参考リンク:JA南さつま
撮影・執筆:黒猫葵
Photo:(c)Pouch