やむにやまれぬ事情で、離婚を決意した。けれど、なにから始めていいのかわからないーーー。
MOTHERチャレンジの日である2023年8月8日に発売された書籍『プレ・シングルマザー手帖』は、離婚と向き合うお母さんのための本です。
自分ひとりならまだしも、子どもがいる場合、事前に準備をしたい。けれど、初めてのことばかりだし、頭の中がパニックになってしまうかもしれません。
そんなとき、本書があれば役に立つかも。気になる中身をのぞいてみましょう。
【どんな本?】
ひとり孤独に悩んでいるお母さんに向けて作られた『プレ・シングルマザー手帖』(issue+design books / 税込1980円)
以前Pouchでも紹介した「認知症世界の歩き方」を手がけるissue+designと、ひとり親を支援する団体「シングルペアレント101」との共著です。
離婚を考えるお母さん “プレ・シングルマザー” は、やることが山積み。養育費に親権、面会交流や子育てをしながらの求職活動など、離婚を進めていく中で子連れ特有のさまざまな問題に直面します。
本書には、離婚を経験した先輩たちの実体験に基づく、離婚前後に直面する具体的な問題と解決策を収録。生の声を聞くことで、前進する力が湧いてくるかもしれません。
【ココがポイント】
本書における主なポイントは、
①離婚理由別のケースで「プロセス」「課題」「対応策」を学習できる
②新生活実現までの「課題」「やるべきこと」「相談先」を紹介
③2018年以降のさまざまな法改正に対応した最新ノウハウ
の3つです。
①では、離婚経験者の話に基づいて、4人の架空のプレ・シングルマザーのケースを提示。②では、それぞれのケースに応じた、具体的にやるべきことや相談先を紹介しています。
そして③では、2018年以降に改正・変更があったプレシングルマザーを取り巻く法律や制度に基づいて、今現在困りごとに直面をしている人が活用できる最新のノウハウを記載しています。
【お守りのような1冊】
私の周りにも離婚を経験した人がいます。
スムーズに進んだパターンももちろんありましたが、苦労していたパターンもありました。
離婚の理由にもよりますが、トラブルが絡んでいると、頭の中の整理をすることが難しく、行動も起こしづらいもの。だからこそ、パッと情報を拾える本があったら便利なんじゃないかと思いました。
参照元:issue+design shop、楽天、Amazon、プレスリリース
執筆:田端あんじ (c)Pouch