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文学+和菓子=文菓子!太宰治の名作『走れメロス』の和菓子は 物語に出てくる名シーンを羊羹や琥珀糖で味わえるよ

2023年10月27日


誰もが知るあの名作文学が、和菓子になって登場します!

2023年10月27日に1803年創業の京菓子司「亀屋良長」から発売されるのは、文豪・太宰治の『走れメロス』から着想を得て作られた「文菓子 走れメロス」。

ハードカバーの本を模したパッケージには、『走れメロス』が記された冊子と4つのシーンを表現した和菓子が入っているというんですっ♪

【老舗和菓子屋とのコラボ第1弾】

広告代理店業務などを展開する「クリエイティブカンパニー」と「亀屋良長」が共同で開発した「文菓子 走れメロス」。

冊子に書かれた『走れメロス』を読み進めると登場する色付きの1文にあわせて、ひとつずつ和菓子が楽しめるという仕様になっています。

まさにこれは「文学」×「和菓子」=「文菓子」……!

【4種類の和菓子で表現】

和菓子になっているのは、物語の次の場面。

・「メロスは激怒した。」(菓銘:激怒)

かの有名な冒頭の一文は、小さなお菓子を集めた「吹き寄せ」で表現。メロスの怒りの気持ちが唐辛子や柚子胡椒などのスパイスに込められています。

・「結婚式は、あすだと。」(菓銘:祝宴)

人々が陽気に歌いお祝いする結婚式の場面が、きらびやかな「錦玉羹」に。歓喜に酔う若き花嫁の気持ちはライチリキュールで香り付けすることで表現されています。

・「水の流れる音が聞えた。」(菓銘:水音)

疲れ果て、自暴自棄になったメロスが再び走り出すきっかけとなった「水」を琥珀糖で再現。さわやかなライム果汁で水の清涼感を感じられます。ひとすじの希望を感じたメロスの気分を体感できそう!

・「まだ陽は沈まぬ。」(菓銘:夕陽と共に来たる)

到着したメロスと親友・セリヌンティウスが抱き合い、二人の友情に改心する王。クライマックスとなる日没直前の夕景が「マイタイ」羊羹に描かれています。ラム酒入り黒蜜をかけると夜へ移ろうというドラマチックな演出も心憎い……!

【文学と和菓子のクロスオーバー】

「文菓子 走れメロス」は税込み3499円。亀屋良長本店、公式オンラインショップでの販売です。公式オンラインショップは現在、予約も受付中ですので、ぜひご利用くださいね。


文学と和菓子が織り成す新体験を皆さんも文字通り、味わってみて。きっと物語の臨場感もひとしおなはず!

参照元:プレスリリース亀屋良長
執筆:鷺ノ宮やよい

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