Pouch[ポーチ]

ふかひれ入りスープにサメの燻製!? 創業100年以上・台北の老舗ルーロー飯店で台湾のディープなグルメを味わおう

2024年8月11日


魅力的なグルメがたくさんある、台湾。

今回ご紹介するのは、台北を中心にいろいろなお店で食べ歩きを楽しんでいる私が、とある老舗ルーロー飯店で見つけたサイドメニュー。

それは、「お高いんじゃないの!?」と思いきや、値段はリーズナブルなふかひれが入ったスープとサメの燻製です。

さっそく、食べに行ってみましょうっ。

【寧夏夜市のすぐ近くにあるよ】

台北・寧夏夜市(ニンシアイエシー)のすぐ近くにある、1920年創業の老舗ルーロー飯店「三元號(サンユエンハオ)」

レトロな雰囲気の内装が素敵な店内は、2021年に改装したばかりなので明るく清潔感があります。

イートインの場合は、店員さんに人数を伝えて案内された席につきます。満席の場合はそのまま店の外に並びましょう。テイクアウトは直接入店したら、カウンターで注文できますよっ。

今回訪れたのは平日の18時半過ぎと夕食のピーク時間帯。席はすぐ案内してもらえたものの、現地の方と相席でした。混んでいるときは、基本的に相席になるようですよ。

【気になるメニューがたくさん】

現地の方は壁に掲示されているメニュー表を見て、どんどん口頭でオーダーしていてローカル感満載。

お店の方に日本語のメニューがあるか尋ねてみたところ、ササっと持ってきてくれました。ローカルなお店ですが、有名店なので外国人の対応にも慣れているみたいです。よかった……!

看板メニューは、店名にもなっている「ルーロー飯(魯肉飯)」。でも今回の目的は、こちらのサイドメニューです!

・ふかひれと豚肉団子のとろみスープ(魚翅肉羹)小サイズ:60元
・サメの燻製(鯊魚煙):60元

2品で合計120元(約576円)。……めちゃめちゃ安くないですか!?

【ふかひれ入りスープはコクがスゴイっ】

注文して3分ほどで、料理が運ばれてきました。お会計はこのときに済ませます。

スープには、豚肉団子と細切りのタケノコがたっぷり。しいたけも入っています。

ひとくち食べてみると、とろみのあるスープはほんのり甘くてコクがすごいっ。黒酢が味を引き締めてくれていて、しつこさを全く感じません。おいしい~~~!

豚肉団子は弾力がありつつも噛み切れるやわらかさで、肉の旨味が凝縮。細切りタケノコのシャキシャキした食感もいい感じ。

でも、どれが「ふかひれ」かはパッと見た感じはわからず……(笑)。「コレかな?」と食感を感じる程度で、どちらかというと豚肉団子が主役のようなスープでした。

【サメの燻製ってどんな味?】

続いては台湾の形をしたお皿に盛り付けられた、サメの燻製。お刺身のように、ワサビ醤油でいただくんですって♡

白身魚をザラっとさせたような食感で、噛まなくてもくちの中でホロっと崩れます。皮はプルっとした食感。

全体的にあっさりしていて、燻製がふわりと香るのがたまりません。細切りショウガとワサビ醤油がいい仕事をしていて、ひとりでペロリと食べてしまいました♪

しっかりと食事をするなら魯肉飯もいっしょに、寧夏夜市で食べ歩きもするならこの組み合わせでいただくの、おすすめですっ。

※日本円への換算は、2024年7月現在の情報です。

■今回紹介した店舗の情報

店名:三元號
住所:台北市大同區重慶北路二段11號(Googleマップ)
営業時間:9:00~21:00
定休日:なし

撮影・執筆:Yui Imai
Photo:(c)Pouch

モバイルバージョンを終了