
台湾旅行での楽しみのひとつが、食べ歩き! 特に屋台がずらっと並ぶ夜市を歩いていると、現地の熱気を感じてワクワクするんですよね。
このシリーズでは、台湾に詳しい筆者が夜市でぜひおすすめしたい屋台グルメを、最新の取材情報を元に詳しく紹介していきます。
今回ご紹介するのは、エビ釣り(釣蝦)。
台北・士林夜市(シーリンイエシー)にエビ釣り体験ができる場所があって、釣れるとその場で塩焼きにしてくれるんですよ~!
【台湾の夜市でエビ釣り!?】
今回訪れたのは「士林迷你釣蝦(シーリンミニディャオシアー)」というお店。士林夜市の大きな看板のすぐ下にあり、多くのお客さんで賑わっています。
小さな釣り堀には、大量のエビが泳いでいてその迫力がスゴイ……!
遊んでいる人の多くは、現地の子どもたちや外国人観光客。大人たちはその様子を興味深そうに見守っています。
まずは、どうやって遊ぶのかチェックしてみましょう。日本語でこう書かれています。
\1ゲームあたり100元 釣ったえびは、焼いて食べられます。とっても美味しいよ!/
ふむふむ、なるほど。お店の方にさらに尋ねてみると、100元(約472円)払うと7本釣り竿がもらえ、全部の針が切れたら終了とのことです。
【無事に釣れるのでしょうか…!】
では、さっそくチャレンジしてみます!
釣り竿は片手で持てる小ささで、釣り針をエビの尾にひっかけて釣りあげるんですって。釣れたエビや釣り針が切れた竿は、目の前にあるバケツに入れていきます。
いざやってみると、当たり前ですがエビはスイスイ泳ぐので、至近距離とはいえなかなか狙いを定められない……!
針がエビの頭や髭に引っかかりそうになり、そこで引っ張られると釣り針が切れちゃうんです。あぁ、そんなにはやく動かないで~~~。
何度かは失敗してしまったものの、小さなエビに狙いを絞って引き上げてみると……。無事、釣れました~~~!
ひょいっと持ち上げて、急いでバケツに入れていきます。いちど釣れるとコツがわかってきて、最終的には4匹も釣れました。やった〜♡
【釣れたら塩焼きにしてくれるよ】
釣れたエビはお店の人が手づかみでバケツの中から取りだし、その場でブスっと串を刺し、お店の中央にある網で塩焼きにしてくれます。ワイルドだ……。
ちなみにお店の人に、もし1匹も釣れなかったらどうなるの?と聞いてみたのですが、釣れなかったらその場で終わりだそうです。釣れてよかった……!
さて、エビが焼きあがったところで、いただきます~っ。
きれいに焼き色がついていて、おいしそう。熱いので気をつけながら殻をむいてパクっと頬張ると……。
ジューシーで身がプリプリ、塩がしっかりきいていておいしい~♡
でも小さめのエビばかり狙ったので身は少なく、あっという間に食べ終わっちゃいました(笑)。次に挑戦するときは、大きいエビが釣れたらいいな。
【士林夜市でぜひ挑戦してみて】
ちなみにエビ釣り店のすぐ近くには、2025年4月25日にリニューアルオープンしたばかりの「士林市場地下美食街」へと向かう階段があります。
下りていった先は広々としたフードコートのようになっていて、屋台グルメを座って味わえるんです。雨の日でも利用しやすいですね。
台北でいちばん有名といっても過言ではない士林夜市。食べ歩きをしながらエビ釣りまで楽しめたら、台湾旅行のよい思い出になるのではないでしょうか♪
※日本円への換算は、2025年5月現在の情報です。
■今回紹介した店舗の情報
店名:士林迷你釣蝦
住所:台北市士林區基河路101號攤位225、226(Googleマップ)
営業時間:17:30~23:00
定休日:なし
撮影・執筆:Yui Imai
Photo:(c)Pouch