
お金は生きていくうえで必要不可欠なもの。だからこそ、ときに人を狂わせることもあります。
1万円なら、10万円なら、100万円なら、まだ狂わないかもしれない。けれど、もしも30億円だったとしたら、話は変わってくるのではないでしょうか。
毎週金曜は各配信サイトで観られるオススメ作品を紹介する日。
今週もよく頑張った……週末はおうちでゴロゴロしながらNetflix映画『Rip/リップ』を観て、カウチポテトになっちゃお〜!
【あらすじ】
麻薬捜査班のリーダーだったジャッキーは、ある事件に深入りしたせいで何者かに殺害されます。
それからしばらくして、麻薬捜査班のもとに「匿名のタレコミ」が入ります。タレコミをもとに家宅捜索をしていると、なんと壁の中から2000万ドル(※日本円で約31億円)が出てきたではありませんか。
ジャッキーに代わってチームをまとめるデインは、いつものようにお金を回収しようとします。
しかしその挙動はどこか怪しい。上司に電話もせず独断で捜査を進めようとするし、チーム全員の携帯電話を取り上げてしまうのです。やがてチーム内に不穏な空気が立ち込めていきます。果たしてデインの目的とは?
【ココが見どころ!】
<その1:豪華キャストによる壮絶なだまし合い…裏切者は誰だ?>
麻薬捜査班のメンバーは、殺されたジャッキーを除いて5名。挙動からしてデインがいちばん怪しいけれど、ほかのメンバーも徐々に不審な行動を見せ始めるのです。
隠し持っていたスマホでどこかにメールを送ったり、単独行動をして30分戻ってこなかったり。チームみんなが怪しく見えるからこそ、映画全編とおしてすさまじい緊張感が漂っています。
おまけに、麻薬捜査班ではない「第三者」も2000万ドルを狙っているよう。しかもチーム内には、その第三者とつながっている裏切り者が潜んでいるようで……?
デインを演じているのはマット・デイモンさん、そしてデインの相棒J.Dを演じているのはベン・アフレックさん。チームのメンバーはスティーヴン・ユァンさんやテヤナ・テイラーさんらが演じています。豪華すぎるキャストにも注目してみて。
<その2:かすかな違和感はすべて伏線>
本作にはいたるところに「伏線」が張り巡らされています。
ふとした表情、会話の内容、そのひとつひとつに「あれ?」と違和感を持ったなら伏線の合図。どんなに小さな気づきでも大きなヒントにつながるかもしれないので見逃さないようにしましょう。
けれども、「伏線のように見えるひっかけ」といったミスリードもあるので注意が必要。すべての点がつながって一本の線になったとき、得も言われぬ快感が押し寄せますよ……!
<その3:なんと実話に基づくおはなしです>
壁の中に2000万ドルがあった、というストーリーには夢がある(?)けれど、驚くことになんと本作は実話に基づいているのだそう。
2016年にアメリカ・マイアミで起きた「大麻密売組織が壁の中に2400万ドルを隠していた事件」がもとになっているといいます。
なお、2400万ドルを日本円に換算すると約37億円。なにかしらの争いが起きてもおかしくない金額ですが、実際の事件においては本作で描かれたようなトラブルはなく、無事全額押収されたようです。ヨカッタ(笑)。
【リアル幼なじみの演技対決にも注目】
115分間におよぶノンストップ・サスペンス。本作を鑑賞し終えたころには手汗がびっしょり、ピリピリした空気ゆえに息をすることも忘れてしまうはず~!
ところで……物語は緊張感たっぷりですが、メインキャストであるマット・デイモンさん&ベン・アフレックさんはとっても仲良し。
共同脚本を務めた『グッド・ウィル・ハンティング』をはじめ、たくさん共演作があるうえに、リアル幼なじみでもあるんです。朋友ふたりの息の合った演技もお見逃しなく。
■今回ご紹介した作品
『Rip/リップ』(原題:The Rip)
2026年1月16日からNetflixで独占配信中
※カウチポテトとは:ソファや寝椅子でくつろいでポテトチップをかじりながらテレビやビデオを見て過ごすようなライフスタイルのこと。
執筆:田端あんじ (c)Pouch
Photo:Warrick Page、Claire Folger © 2024 Netflix, Inc.、Courtesy of Netflix © 2025.