じめじめしとしと、お外はまだまだ梅雨モード全開なわけですが、耳を澄ませばほら、夏の足音が聞こえてきてるっ! みなさん、お待ちかねの夏は、もうすぐそこまで来てますよー!
夏のレジャーといえば、アウトドア。アウトドアといえばそう、BBQことバーベキュー。というわけで本日はみなさまに、バーベキューを最高に楽しむコツ3カ条をご紹介。
これを提唱するのは、「肉焼き(肉を焼く)料理」に秘められた「おいしさ・楽しさ」をさらに高めるノウハウやコツ、また肉の持つ健康効果を研究し、それらの啓発活動を進めることを目的に活動する団体「肉焼き総研」。
とりわけ肉を焼くことに本気(マジ)な同団体ですから、実践すれば、美味しいお肉にありつけること間違いナシ。お肉をやわらか~く、かつジューシーに焼きあげる技を、がっつりマスターしちゃいましょ!
1. 火力を自在に操るべし
火力を操る魔術師になることが、BBQマスターの第1条件。手始めに火加減のバラつきを失くすべく、「スリーゾーンファイア」作戦を実行しましょう。敷きつめる炭の量を3つのゾーンに分け、焼き加減によって焼く場所を変える同テクニック、詳細は次のとおりです。
強火ゾーン:片側1/3に炭を2層に
中火ゾーン:3等分の真ん中に炭を1層に
弱火ゾーン:残りの1/3には炭を置かない
こうすれば、視覚的にも火加減まるわかり。失敗せずに、火加減調整できちゃいます。
2. 野菜は丸ごと焼くべし
お肉に行くその前に、まずはお野菜の焼き方からまいりましょう。焼いた野菜が乾燥してぱさぱさになってしまった経験、みなさんもあるのでは? そんな事態を防ぎたいのなら、野菜はまるごと焼く、これに限ります。表面にオリーブオイル&塩をまぶせば乾燥対策はより完璧に、ついでに味付けも完了!
ちなみにキャベツやキュウリなど、生の野菜もあったほうがベスト。中に含まれたビタミンや酵素が、お肉の消化を助けてくれるんですって。
3. でかい肉を豪快に焼くべし
みんなでわいわい楽しむ場ならビジュアル的にもインパクトがあったほうが、絶対に楽しい! というわけで今年の夏は、重量感のあるでっかい肉をじゅうじゅう焼いちゃいましょう! このとき気をつけるべきなのは、「調理時間を守る」「調理中は炭から火が出ないよう、火加減に細心の注意を払うこと」、以上2点。
【火加減調整のポイント】
・グリルに炭を載せる際、底にある丸い空気孔を塞ぐように置きましょう。こうすることによって、加熱中お肉の脂が空気孔に落下し、発火が生じるのを防ぐことができます。
・火力を弱めたいときは、氷を炭の上に乗せて冷やしてください。水鉄砲の水などを活用してもOK。
・火力を強めたいときは、トングなどを利用して炭の上の灰をそっと払い、除去します。
【肉焼きのポイント】
・お肉の厚さに応じて焼き時間を調整すること。厚さに応じた時間は、後ほどレシピ内で説明します。
・網から炭火表面の距離を約7.5cmに保つこと。ちなみにこの長さは、ポケットティッシュの短い方の側面と同程度です。
・炭の形状は長方体、使用料はBBQセットの約2/3が埋まる程度が目安。
【絶品BBQお肉レシピ】
(材料 3~4人分)
・牛サーロイン 約450g(厚さ5cm、幅約8cm、長さ約20cm、重さ780g)
・焼肉のタレ 大さじ4
(作り方)
1. 網にお肉をのせて、表・裏を約7分ずつ加熱。7分後の焼き色を基準に炭火火力を調節します。
2. 再び、表・裏を約5分ずつ加熱。かたまり肉の場合、焼きの目安は、側面から肉汁が滲み出てきたかどうかで判断しましょう。たとえば5cmよりやや厚ければ1分ほど焼き時間を長くする、というかんじ。
3. お肉を皿にとり、焼肉のタレ(フルーツ入り)をお肉全体に絡めます。
4. 網にのせ、表面、裏面、側面(2面)を各15秒加熱(計1分)。これを計2~3回繰り返して。
5. 網からおろして、アラ熱が取れるまで約10分冷まし、休ませます。こうすることで、肉内部の温度を均一にし、肉汁の流出を抑え、お肉全体に肉汁を行きわたらせることが可能に。食べやすいようカットしたら、できあがりです。
いかがでしたか? 以上3カ条をマスターすれば、今年の夏は誰よりもBBQで大活躍できちゃう、はず! 今後予定があるという方はぜひ、試してみてくださいね~!
参考元:肉焼き総研
執筆=田端あんじ/ トップ画像=Pouch (c)Pouch