2017年の年末あたりから、ツイッターを中心にじわじわ話題に。一部の層に絶大なる人気を博している映画、それがインド映画『バーフバリ』シリーズです。
バーフバリという男を主人公にした3代にわたる王家の物語の舞台は、古代インドの大国・マヒシュマティ王国。『バーフバリ 伝説誕生』と『バーフバリ 王の凱旋』の2作で完結する作品となっておりまして、ふたつあわせた上映時間は約5時間~!
「『バーフバリ』は『マッドマックス』と『アベンジャーズ』と『ラ・ラ・ランド』をあわせたような作品」といった感想をネットで見かけて以来、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』沼にハマりまくった身としては、いつか観に行かねばとずーっと気になっていたんです。
【「観ると体調がよくなる映画」らしい】
これに追い打ちをかけてきたのが、「『バーフバリ』を見たら体調がいい」「肌の調子がいい」「アンチエイジング効果がある気がする」といった声(どういうことなの……)。
すっかり心が決まったわたしは、王に導かれるかのように、2作両方が上映されている東京・大森にある映画館「キネカ大森」まで足を運んだのです。
あっけにとられたまま5時間という時を過ごしたわたしの身に起きたことは……これからお送りする「『バーフバリ』あるある45選」にすべてブッ込んどきました☆ ネタバレを含みますので、まだ観ていないというみなさんはご注意を。
【『バーフバリ』を観た人あるある45選】
1. スタート直後からいきなり全力。まばたきを忘れる。
2. 画力ありすぎて口を閉じるのを忘れる。
3. バーフバリのビジュアルを観てから年齢を知ると愕然とする。
4. 秒で恋に落ちるバーフバリ、かわいいかよ。
5. バーフバリ親子、2代にわたって強い女性大好きかよ。
6. 「滝に素手で登る」バーフバリが愛おしい。
7. バーフバリの身体能力とパワーがけた違いすぎて、自分まで無敵になった気がする。
8. 目に映るものすべてがデカくて、悩みなんてどうでもよくなる。
9. 突然歌い踊り始めることにも抵抗がなくなってくる。
10. ついさっきまで水上を走っていた船が突然空を飛ぼうとも、不思議だと思わなくなる。
11. バーフバリの育ての母・シヴァガミが亡くなったシーン(おもに最期の姿勢)に驚愕。そして敬服。
12. リンクの上に膝ついてシャーーー! って滑る羽生結弦選手が、最強剣士・カッタッパにしか見えなくなる。
13. 隣国の蛮族カーラケーヤとの戦闘シーンで、何度も漫画『キングダム』を思い出してしまう。
14. バーフバリと敵対する義兄・バラーラデーヴァの戦車をみると、『子連れ狼』の乳母車を思い出してしまう。
15. 蛮族カーラケーヤ、『マッドマックス』に出てるよね?
16. 出てくる女性たちがみんな、強くて気高くて最高にイイ女。見習いたい。
17. でも強くて気高いがゆえに、嫁と姑の衝突も激しい。
18. 最強剣士カッタッパの境遇に涙。
19.暴君 バラーラデーヴァは超やな奴! → でも不遇で国民にまったく支持されてなくて、少し同情してしまう。
20. バーフバリの彼女・アヴァンティカみたいなタトゥー入れたい。
21. というか、自分もバーフバリにタトゥーを描いてほしい。
22. 一途なバーフバリに、1度でいいから愛されてみたいと願う。
23. 滝を登る途中で即席の弓矢を作ったり、デカい岩(?)を即席のソリにしたりする、バーフバリのDIY術よ……
24. 矢って、3本同時に放てるんだ~。そしてそのとき使う指は4本なんだね~。(感心モードへ突入)
25. 予告動画で観た「空前絶後」「常識破壊」「映画の面白さここに極まる」といった表現が、全く “盛っていない” という事実に愕然。
26. 『バーフバリ 伝説誕生』のラストシーンで、「えええええ!?」と声が出た。
27. 『バーフバリ 王の凱旋』冒頭で流れる「これまでのあらすじ」パートが超親切。昭和のドラマっぽくてほっこり。
28. もしもゾウに乗る機会があったら、バーフバリのようにお鼻から乗ってみたい。あと、ゾウの敬礼かわいい。
29. ヤシの木って、飛ぶための道具だったんかい!(そして盾の使い方よ)
30. 会議でなにか1つ決定するたびに「この宣誓を法と心得よ!」と叫びたくなる。
31. 登場人物の名前を、1回観ただけで大方覚えてしまうという不思議。
32. マシュマヒティ王国の歌が頭から離れない。なんなら口ずさんでしまう。
33. 歌詞を書いてくれている親切な人がいないか、ツイッターで探してしまう。
34. 観終わった後は「バーフバリ! バーフバリ!」しか言えない。語彙力の著しい低下。
35.バーフバリ! バーフバリ! バーフバリ!バーフバリ! バーフバリ! バーフバリ! バーフバリ! バーフバリ!
36. エンドロールが秒で終わるので呆然とする。
37. なのでしばらく立ち上がれない。
38.そして腰が抜けていることに気がつく。
39. 劇場を出た後、なぜか背筋が伸びる(バーフバリの姿勢がいいから?)。
40. 運動したあとみたいな心地よい疲労感。
41. 明るい気分になって足取りも軽い → 栄養ドリンクのような効果を感じる。
42. 好きな男の条件に「もりもりとした筋肉」「バカみたいに強い」が加わる。
43. 気がつけば、出演していた俳優さん情報をググってしまう。
44. 1日に1度は王を称えずにはいられない。
45. 絶対「おかわり」しようと誓う。
【「映画のいいとこ全部乗せ!」って感じ】
観終わってみれば、冒頭で触れた「『バーフバリ』は『マッドマックス』と『アベンジャーズ』と『ラ・ラ・ランド』をあわせたような作品」という表現がよくわかりました。
『マッドマックス 怒りのデス・ロード』でみられる“奪還” そして “家に帰る” という要素、『アベンジャーズ』でみられるオールスター感と激しいバトル、そして『ラ・ラ・ランド』でみられる歌とダンス……。牛丼の「すき屋」でいう “トッピング全部乗せ” みたいな映画でしたよホント。
まるでジェットコースターに乗ったかのようなワクワクとドキドキと爽快感を味わえるのが、『バーフバリ』シリーズ。世界観にドハマりした結果マヒシュマティ王国の民と化したファンたちは、あの感覚にまた浸りたくて何度でも劇場へ足を運んでしまうのでしょう。
『バーフバリ 伝説誕生』のほうはすでにDVDとブルーレイが発売されているけれど、やっぱりこの作品は、劇場で観るからこそ、よりいっそう輝くと思うので……!
【日本公開版とは別にフルバージョンにがあるらしい】
ちなみに、今回紹介したどちらの作品も日本公開版。本国で上映されたものから幾つかシーンをカットしたバージョンらしく、フルバージョンも観てみたいものです。
さあ、今からでも遅くありません。あなたも一緒に王を称えましょう。バーフバリ! バーフバリ! バーフバリ! バーフバリ! バーフバリ!
参照元:映画『バーフバリ 伝説誕生』公式サイト、映画『バーフバリ 王の凱旋』公式サイト、YouTube
執筆=田端あんじ (c)Pouch