文房具でおなじみのコクヨでは、毎年、ユニークな国際コンペティション「コクヨデザインアワード」を開催しています。
国内外から “使う人視点” のアイデアを募集&商品化をめざすもので、昨年は世界54カ国から1377点の作品が寄せられたのだとか……!
過去には、「カドケシ」「なまえのないえのぐ」「本当の定規」など、19個もの作品が商品化されているんです。
【今年度のグランプリは!?】
2002年の創設以来、18回にわたって開催を続けてきた「コクヨデザインアワード」。
2021年度のテーマは「POST-NORMAL」。
「コロナ禍を経た新たな日常の中にある変わらない価値」 を、プロダクトデザインのアイデアとして募集した結果……
見事グランプリを勝ち取ったのは、フィンランドからの応募作「RAE」(Milla & Erlend)!
引っ越しに使うダンボールから着想を得た “折り紙のように作れるデスクトップオーガナイザー(物入れ)” 。背景には「仕事や生活の環境が変化しても使いやすいように」という思いがあるようです。
【実物が見れるチャンスです!】
6月22日から7月13日までの期間、東京・港区のコクヨ東京品川オフィス内「THE CAMPUS SHOP」では、2021年度の最終審査に進んだ10作品を展示中。
国内外58ヵ国から寄せられた作品1401点の中から選び抜かれた秀作を、作品模型にしています。
作り手の思いや提案もあわせて紹介しているらしく、見ごたえがありそう~!
無料で入場できるので、足を運んでみてはいかがでしょうか。
【昨年度グランプリ作品も買えます】
また「THE CAMPUS SHOP」内では、前年度「コクヨデザインアワード2020」のグランプリ作品を商品化した「記憶のえんぴつ」(希望小売価格 税抜き300円)も数量限定販売中♪
「記憶のえんぴつ」に使用されているのは、建物や家具としての役割を終えて捨てられるはずだった木材。
「記されたわずかな情報をもとに、人を介して記憶をつないでいく」というコンセプトのもと作られました。
【なんともエモい鉛筆ですね…】
鉛筆として生まれ変わったものの、それぞれの木の表情は異なり、背景には “歴史” があります。
ひょっとしたら、人生のどこかで関わっていた可能性もあるわけで、もしそうだとしたら「運命的な出会い」すぎる……!
ちなみに「記憶のえんぴつ」は、原宿にある「THINK OF THINGS」でも数量限定販売中です。
ハッ! とするようなアイデアに触れられる機会ですよ☆
参照元:コクヨデザインアワード、プレスリリース
執筆:田端あんじ (c)Pouch