『グランド・ブダペスト・ホテル』や『ザ・ロイヤル・テネンバウムズ』、『ムーンライズ・キングダム』など、数々の名作映画を手がけてきたウェス・アンダーソン監督。
ひと目でウェス・アンダーソン作品だとわかる独自の世界観、視覚から伝わる質感と色彩の美しさが、たくさんの人々を虜にしてきました。
今回ご紹介するのは日本初上陸となる「ウェス・アンダーソンすぎる風景展」です。タイトルそのまま、ウェス・アンダーソン作品に出てきそうな風景写真が一堂に会する展覧会となっているんです〜!
【映画の世界観そのまますぎる】
ウェス・アンダーソン作品に登場するシーンを切り取ったかのような写真約300点を、旅に関する10のキーワードで展示する「ウェス・アンダーソンすぎる風景展 あなたのまわりは旅のヒントにあふれている」。
世界の実在する風景から、ウェス・アンダーソン作品に出てきそうな場所を撮影し投稿するインスタ発のコミュニティ「AWA(Accidentally Wes Anderson)」から生まれた展覧会です。
監督の作品といえば、ポップなパステルカラー、シンメトリー(左右対称)な構図などが思い浮かびますが……本展に展示される写真もまさにコレ!
色といい構図といい、映画のロケ地と言われたら全く違和感ないよ〜〜!
【こんな場所にあります】
そして、いずれの写真も “実在する場所” だということに改めて驚かされます。
スイス、イギリス、アメリカ、そしてオランダ。この場所に行けば、ウェス・アンダーソン作品の登場人物のひとりになった気分を味わえそう〜!
というわけで、ここからは本展に展示される風景がある場所をご紹介したいと思います。今後の海外旅行先の候補にいかがでしょうか♪
1. ホテル・ベルヴェデーレ(スイス・フルカ峠)
本展のポスタービジュアルにも採用されたフルカ峠のローヌ氷河の近くに位置する山のホテル。現在は無期限休業状態ですが、見た目が完全にウェス・アンダーソンに出てくるホテルだわ!
2. マリーズ・チョコレート(アメリカ・オハイオ州クリーブランド)
「SUGAR」「MILK」「COCOA」と書かれたピンクのタワーが可愛すぎる。チョコレートとアイスクリームが名物のチェーン店「Malley’s Chocolates」のタワーなんですって。
3. ヴィッカース・ヴァイカウント(イギリス・ロンドン)
こちらは “場所” ではなく乗り物、1953年に就航したイギリスの旅客機です。こんなにもキュートな配色の飛行機が存在するだなんて……感激!
4. スカイライン(キュラソー島・ウィレムスタット)
オランダ王国を構成する4つの構成国のひとつ・キュラソー島。カリブ海に浮かぶこの島には、絵本から飛び出してきたみたいなカラフルな建物がたくさんあります。
【ソウルでもバズった展覧会です】
ハァ〜、写真を眺めているだけで、今すぐ現地へ飛んでいきたくなっちゃいますよね。
しかしその前に、まずは写真展で疑似体験! 「ウェス・アンダーソンすぎる風景展 あなたのまわりは旅のヒントにあふれている」は2023年4月5日から5月26日まで東京・天王洲 寺田倉庫 G1 ビルにて開催されます。
一般入館料は2000円で、前売りは1800円。昨年、韓国・ソウルで開催された際には25万人を動員した(!)大人気展をどうぞお見逃しなく。
参照元:プレスリリース、ウェス・アンダーソンすぎる風景展 あなたのまわりは旅のヒントにあふれている
執筆:田端あんじ (c)Pouch
Photo:@AWA @GROUNDSEESAW