無人島で暮らしていたひとりぼっちの少女が、才能を見出されて歌手になるーーー。
絵に描いたようなシンデレラストーリーも、韓国ドラマにかかればひと味違う展開に。夢とラブと家族の愛憎が入り混じる、予測不能なストーリーの行く先は?
毎週金曜は各配信サイトで観られるオススメ作品を紹介する日。
今週もよく頑張った……週末はおうちでゴロゴロしながら、Netflix韓国ドラマ『無人島のディーバ』を観て、カウチポテトになっちゃお〜!
【あらすじ】
大人気歌手ユン・ランジュに憧れて、歌手を目指していた16歳の少女・モクハ。
ぶっきらぼうだけど心根は優しい同級生の男子・ギホに手伝ってもらいながら、ミュージックビデオを制作していました。
そんなある日のこと、モクハの身に怖ろしい出来事が起こります。やがてモクハは無人島にたどり着き、たったひとりで15年間を過ごすことになるのです。
【ココが見どころ!】
<その1:タイトルからは想像もつかない壮絶展開>
『無人島のディーバ』というタイトルから、あなたはどんなストーリーを想像するでしょうか。
私は「田舎に暮らす少女が夢をつかむまでのサクセスストーリー」をイメージしました。なぜなら、主人公モクハの笑顔があまりにもまぶしく、屈託がなかったから。
けれど、第1話を鑑賞し終えたとき、そのイメージは大きく覆ったのです。実はモクハは児童虐待の被害者でした。
「児童虐待から逃げる」という壮絶展開とシンデレラストーリーの合わせ技が見事な本作。この意外性こそ、韓国ドラマの真骨頂!
<その2:甘酸っぱい三角関係>
無人島で15年間暮らし続けたモクハは、島を清掃に来たウハク&ボゴル兄弟に救出されます。
テレビ局の記者として働く兄・ウハクは、明るく口が達者で、どこか憎めない男。しかし、ある出来事がきっかけで、高校生より前の記憶を失っています。
いっぽう、テレビ局のプロデューサーとして働く弟・ボゴルは、口数が少なく心が読めない男。
モクハは、ウハクにギホの面影を感じるのですが……その真実やいかに。ウハク&ボゴル兄弟とモクハの甘酸っぱい三角関係も見どころのひとつです!
<その3:主演パク・ウンビンの美声に心が震える>
無人島を出てから、本格的に歌手への道を歩んでいくモクハ。歌唱シーンが多く登場するのですが、モクハを演じるパク・ウンビンさんの歌が上手すぎてビビリました。
パク・ウンビンさんは「できないことがない女優」の異名をとるお方。大ヒットドラマ『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』での名演も記憶に新しいです。
演技のみならず、歌までプロ級に上手いとは……! ただ上手なだけではない、心の奥底まで届くかのような歌声を見逃さないで。
【ウハク&ボゴルの家族が最高すぎる】
1話あたり70分前後、全12話で構成された本作。
夢とラブと家族の愛憎に加えて、サスペンス&ミステリー要素もあるため、ノンストップで最後まで鑑賞してしまうことでしょう。
モクハの憧れの人であるユン・ランジュをはじめ、魅力的なキャラクターもたくさん出てきますよ。
私のお気に入りは、ウハク&ボゴル兄弟の両親です。特に、アボジ(お父さん)が天使すぎて、最終的に彼のファンになってしまうこと確実!
■今回紹介した作品
Netflixシリーズ『無人島のディーバ』独占配信中
※カウチポテトとは:ソファや寝椅子でくつろいでポテトチップをかじりながらテレビやビデオを見て過ごすようなライフスタイルのこと。
執筆:田端あんじ (c)Pouch