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【多忙女子の救済策】第3弾! 15分以内でできる、日曜から始める「進化&派生系メニュー」で月〜金を乗り切れ! <回鍋肉系>

2013年3月17日

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記者は食育をするべき子どももいないので、日頃の食生活はデタラメ。でも、「年度末の忙しい時期、家族のためにきちんと食事を作らなきゃいけない人は、大変すぎるなあ」と思ったのです。

そこで、日曜日の晩ご飯を作る時にまとめて準備しておいて、月曜日から金曜日までは、15分以内で調理が終わっちゃうレシピを考えました。今回は第3弾。中華をメインにした豚肉版のレシピです。

今回は、第1弾第2弾のレシピで「毎晩洋食で嫌っ」とか「今日、これだけなの?」などと言われちゃった方のために、日曜日以外は品数を増やし、中華系にしてみました。これでも物足りない方は帰宅がてらにコロッケなどを購入して、プラスオンしちゃってください! では、さっそく時短料理作戦をご紹介しましょう。


日曜日から金曜日のメニューは表の通り(画像が見られない方はこちらから→ ●●●)。今回は、豚コマ&豚バラを使ったレシピです。便宜上「回鍋肉系」と銘打ちましたが、あえてメインの料理で進化(=料理リメイク)テクニックを使用せず、付け合わせを使い回すことで時短料理にするようにしてみました。その結果、第1、2弾よりは少しバラエティに富んでいます。

第1弾第2弾同様、食材を使い回していますので、栄養は偏っています。また冷凍野菜を使ったりしていますので、ビタミンCなどの水溶性ビタミンは損なわれています。今回は豚肉系の1週間の晩ご飯ですので、ランチで魚や鶏肉、牛肉をとったり、生の野菜や果物を多くとったりして、バランスを調整してください。

では、用意するものと日曜日にすることを説明します。日曜日だけは準備にちょっぴり手間がかかりますが、無心になって野菜や肉を切ると、ストレス解消になりそうですよ! それからもし子どもやパートナーがいたら、一緒にやってもらうのも手。共同作業の結果、かなり絆が深まること間違いなし!

【用意するもの(ちょっと多めの二人分)日曜〜金曜の晩ご飯すべて】
・豚コマ肉 800g
・豚バラブロック(豚ヒレブロックでもOK) 400g
・エリンギ 300g
・キャベツ 1/2
・ごぼう 1.5本
・小松菜 1把
・長ネギ 1本
・なす 3個
・にんじん 1本
・にんにく(チューブタイプ) 適量
・しょうが(チューブタイプ) 適量
・長ねぎ 1本
・白菜の漬け物 200g
・パプリカ 3個
・ピーマン 6個
・ 玉ねぎ 2個
・ もやし 100g
・しめじ 200g
・木綿豆腐 1丁
・糸こんにゃく 100g
・牛乳 100cc
・水 250cc
・八角 1かけ
・鷹の爪輪切り 適量
・レモン汁 お好み
・ケチャップ 大さじ2
・ごま油 適量
・サラダ油 適量
・オリーブオイル 小さじ2
・酒 大さじ5
・砂糖 大さじ2
・ シーズニングソルト 適量
・ みそ 大さじ1
・ みりん 大さじ6
・ 麺つゆ 小さじ3
・塩麹 小さじ2
・塩 適量
・こしょう 適量
・醤油 適量
・オイスターソース 小さじ3
・酢 大さじ2
・甜麺醤 大さじ2
・豆板醤 お好み
・鶏ガラスープのもと 大さじ2
・出汁顆粒 小さじ1
・コンソメ 大さじ2
・ 片栗粉 大さじ4
・ ごはん 6合(6食分)

ふーう。今回も多いですね。でも、これだけあれば、お買い物なしで金曜日の晩ご飯まで作れますよ。ちなみに、記者のこのシリーズでパプリカを使うことが多いのは、パプリカは保存しても色が変わらないからです。彩りも、大事ですよね。

【日曜日にすること】
1. ごぼうのかわを包丁の背でこそげ落とし、1本は千切りに、半分はごく細く千切りにして酢を入れたお湯で固めに茹で、ざるに開ける。ごく細にしたごぼうは耐熱性のタッパー(またはお皿)へ入れる。残りは保存袋に入れておく。

2. 人参半分をごく細い千切り、その他は乱切りにする。乱切りにした分だけ固めに茹でて保存袋に入れ、冷凍庫に入れる。千切りにした人参を、1のごぼうが入ったタッパーに入れる。

3. きんぴらを作る。ごぼうと人参の入ったタッパーに鷹の爪少々、醤油小さじ2、みりん小さじ2、ごま油小さじ半分、めんつゆ小さじ1を入れ、ラップをかけて500Wのレンジで8分加熱。加熱が終わったらラップをとってよく混ぜて、冷めたら冷蔵庫に入れる。

4. 小松菜を大きめのなべで30秒ほど茹で、冷たい水の中で振り洗いして水を絞り、根元を落としてから6等分程度に切り、3分割してラップに包んで冷凍庫に保管する。

5. ピーマン、パプリカを細切り、キャベツをざく切り、長ネギを斜め切り、なすを斜め薄切り、エリンギを乱切り、しめじを石突きをとってばらし、玉ねぎを1個はざく切り、もう一個はおおまかな薄切りにして、パプリカ以外はそれぞれ保存袋に入れる。

6. パプリカのマリネを作る。耐熱性のタッパー(またはお皿)にパプリカ全量、オリーブオイル小さじ3、こしょうとシーズニングソルトを適量入れてよく混ぜ、ふわっとラップをかけ、レンジで5分加熱。お好みでレモン汁を加える。できあがったら冷蔵庫に保管する。こしょうを強めに効かせると、木曜日まで食べるのに安心です。

7. 豚肉コマ切れを食べやすい大きさに切り、200gを1でごぼうを入れた保存袋へ。さらに保存袋を2つ用意し、それぞれに豚肉コマ切れを200gずつ入れる。残った200gは生姜チューブ4センチを揉み込んで、皿等によけておく。

8. 7のごぼう入りの保存袋に、生姜チューブ3センチほどと、酒とみりん大さじ1ずつ、砂糖、醤油をそれぞれ大さじ2ずつ、出汁顆粒小さじ1を入れる(豚とゴボウの時雨煮セット)。また、残りの豚肉コマ切れを入れた袋の一つに4の生姜チューブを4センチほど、醤油、酒、みりんを大さじ2ずつを入れる(生姜焼き用)。もう一方の豚肉コマ切れを入れた袋にはニンニクをチューブ2センチ分くらい、甜麺醤大さじ2、豆板醤お好み、オイスターソース小さじ1、酒大さじ1を入れる(回鍋肉用)。それぞれの保存袋をよくもんで冷蔵庫に入れる。

9. 豚バラブロックを1センチ弱にスライスし、半分に分けて1つを短冊切りにする。保存袋に入れてから塩をひとつまみ、ニンニクをチューブ2センチ分くらい入れよく揉んで冷蔵庫に入れる(揚げない酢豚用)。残った肉はタッパーに入れて塩麹小さじ2と和えて冷蔵庫に入れる(塩麹豚のきのこ炒め用)。

10.ご飯を炊いて、日曜日に食べる分を除き、1食分ずつラップにくるんで冷凍庫に保管する。

日曜日は準備がちょっと大変ですので、日曜日に食べる分はほぼ「火にかけっぱなし」で作れるものにしてみました。

★★ここから日曜日の晩ご飯作りをします。★★
■キャベツの中華風クリーム煮


11. ふたのできるフライパンか厚手の鍋にごま油を大さじ2程度とにんにく(チューブ2センチ程度)を入れて熱し、7で皿などによけておいた豚肉コマ切れを入れて、肉が薄く広がるように注意しながら焼く。
12. 豚肉コマ切れに火が通ったら、キャベツを袋の半分、ピーマンを袋の1/6、にんじんを袋の1/4、しめじを袋の半分、厚めの細切りにした玉ねぎ全量を鍋に追加。水を100g加えて、強火のまま煮焼きにする。=つまり放置! この間に使ったものを片付けます。野菜は玉ねぎときゃべつ以外はすべて冷凍庫へ。玉ねぎとキャベツは保存袋のふたをしっかりしめて冷蔵庫に。
13. 野菜がくたっとしたら、酒大さじ1を入れて全体をざっくりと混ぜる。
14. 小鉢などに片栗粉大さじ2とコンソメ大さじ2と水100g、牛乳100gを入れてよくまぜ、14に注ぎ回して入れ、中火で5分。
15. 味を見ながらオイスターソース小さじ2を入れ、塩こしょうで味を整えて、できあがり。ご飯とともに召し上がれ!

日曜日はちょっと大変ですが、記者は写真を撮りながら2時間くらいで終えられました。あらかじめ包丁を良く研いで、必要な野菜を全部テーブルの上などに出し、まな板や包丁を多数使って一心不乱にジャンジャカ切るのがおススメ。やり終わると達成感があり、意外とストレス発散になる気がします。

【玄関開けたら15分でディナーの月曜日から金曜日の調理方法】

では、ここからは「玄関開けたら15分でディナー」の始まりです。楽々終えられる、月曜日から金曜日までの作り方をお伝えします。日曜日に準備した甲斐があったことを噛み締めながらやっちゃってください!

■月曜日の「玄関開けたら15分でディナー=塩麹豚のきのこ炒め」の作り方

1. 冷凍庫から小松菜を1/3、エリンギ袋の1/3取り出し、サラダ油をひいたフライパンに入れて蓋をし、強火にかける。
2. 1に「塩麹豚のきのこ炒め用」の肉を投入。よく混ぜて火が通れば完成。塩麹で味がついているので、味付けなしで十分です。
3. ご飯2膳分をレンジで解凍、加熱し、日曜日に作ったパプリカのマリネの1/3、きんぴらの半量とともに皿に盛りつけてできあがり。

■火曜日の「玄関開けたら15分でディナー=回鍋肉」のつくり方

1. コップ2杯の水を鍋に入れて火をかけ、沸騰したら八角、白菜の漬け物1/4、糸こんにゃく、モヤシ全量、長ネギを保存袋の半量、エリンギを袋の1/4、鶏ガラスープの素大さじ1を入れて煮込む。
2. フライパンにごま油をひき、回鍋肉用の保存袋の肉、保存袋に入れたキャベツ全量、ピーマン3/5、長ネギの袋に残った半量を入れて炒める。
3. ご飯をレンジで温め、1と2を盛りつけてできあがり。

■水曜日の「玄関開けたら15分でディナー=生姜焼き」の作り方

1. フライパンを3つ(もしくはフライパン2つに鍋1つ)を調理台に準備する。
2. 1つ目、2つ目のフライパンにサラダ油をひき、片方には日曜日に作った生姜焼き用の保存袋の中身を開ける。もう片方には、ナスの保存袋全量と、ピーマンの保存袋残りの1/2を入れる。
3. 3つ目のフライパン(または鍋)にごま油をひき、豆腐1丁と長ネギ保存袋の全量、エリンギ保存袋の1/3を崩しながら入れる。
4. 2〜4を全部強火にして、かき混ぜながら火を通す。
5. ナスの入ったプライパンに味噌小さじ1と出汁顆粒小さじ1、3に麺つゆ小さじ1、みりん小さじ1を入れてよく混ぜる。
6. ご飯をレンジで温め、パプリカのマリネ半分とともにでき上がったものを盛りつける。

コンロが3口ない場合は、炒り豆腐は諦めて冷や奴にすることをお勧めします。水曜日はちょっと忙しいです。お疲れ気味だったら生姜焼きとナスの炒め物だけで良いかも!

■木曜日の「玄関開けたら15分でディナー=豚とゴボウの時雨煮」の作り方

1. フライパンを2つ調理台に並べる。
2. フライパンの1つにごま油をひき、強火にかけて「豚肉とゴボウの時雨煮」の保存袋の中身を入れて焼く。
3. 冷凍庫に残った小松菜、エリンギ、しめじの全量を冷凍庫から取り出し、もう1つのプライパンにサラダ油をひいて炒める。塩こしょうで味付けをする。
4. ご飯をレンジで温め、2、3とパプリカのマリネ全量、白菜の漬け物を盛りつけてできあがり。ただし、3の小松菜ときのこの炒め物は、半量は翌日のものなので残しておくこと。

■金曜日の「玄関開けたら15分でディナー=揚げない酢豚」の作り方

1. 揚げない酢豚用の肉の保存袋を冷蔵庫から出し、水気を捨てる。大さじ2の片栗粉を保存袋に入れて全体に回るように軽くふる。
2. フライパンに多めのごま油(大さじ4程度)をひき、にんじん、ピーマン、たまねぎを入れて焼き、火が通ったら1を入れて揚げ焼きにする。
3. ケチャップ大さじ2、酢大さじ2、鶏ガラスープの素大さじ1、水50ccを小鉢などに入れ、よく混ぜてから3に入れる。
4. ご飯をレンジで温め、きんぴらと、木曜日に作った小松菜ときのこの炒め物とともに4を盛りつけてできあがり。

以上! 今回は品数を多くしたのでちょっと忙しいですが、第1、2弾よりはちゃんとしたご飯になるのではないかと思います。とにかく、野菜や肉を切り、肉に下味を付けておくことまでやっておくと、本当に1週間楽ができちゃいます。ぜひ一度試してみてください。

(文、写真=山川ほたる

▼材料の内訳はこちら

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