「でんきを消して、スローな夜を。」
を合言葉に、2003年にスタートした「100万人のキャンドルナイト(以下、キャンドルナイト)」。
6月21日(夏至の日)、8時から10時の2時間だけ、みんなで電気を消してみましょう、というのがこのムーブメントの中心。電気を消してロウソクの火をつければ、いつもよりゆったりした時間が流れ出します。そこで何をするのかはもちろん自分次第。思い思いにゆったりと時を過ごして、 “からっぽになれる時間” を満喫してみましょう。
強制も義務もなにもない、気分が向いたら「そうしてみる」だけでいい。ゆったりした気持ちで人とのつながりを大事にしつつ環境のことを考えてみよう、そんなスタンスで始まった「キャンドルナイト」は、今年で16年目を迎えます。
【きっかけは地球温暖化対策でした】
2003年、環境省が地球温暖化対策のために照明を消すように呼び掛ける「CO2削減 / ライトダウンキャンペーン」を実施。日常生活の中で地球温暖化対策に対するきっかけを目的としたキャンペーンです。
毎年6月21日(夏至の日)と7月7日(クールアース・デー)は、夜8〜10時までの2時間を特別実施日として設定し、全国のライトアップ施設や各家庭の照明の一斉消灯を呼び掛けています。
【企業も参加しています】
6月16日には、東京港区にある増上寺で「キャンドルナイト」のイベントを開催。
また六本木ヒルズ森タワーや、虎ノ門ヒルズ森タワーを管理する森ビル株式会社は、6月21日と7月7日に、一斉消灯を呼び掛け、施設全体の消灯に取り組むそうです。
【ロウソクの光で2時間過ごしてみよう / 火の扱いには注意】
2018年の夏至は6月21日(木)。平日ですが、なんとか調整したいところ。
といっても単に、自分の家の電気を消すだけでOK。ロウソクをともして、2時間ゆったりと過ごしてみるだけです。
ただしそうはいってもロウソクです、火の扱いには十分気をつけてくださいね……!
参照元:環境省、100万人のキャンドルナイト[1][2]
画像:ぱくたそ
執筆=田端あんじ (c)Pouch