魚類学者でタレントのさかなクン。4月26日から、客員准教授として東京海洋大学で授業を受け持つことになっています。その彼が24日、代々木公園で行われたイベント「Earth Day Tokyo」に出演。漫画家山田玲司氏とのトークライブのなかで、「さかなクンは、人生の最後にどんな魚を食べたいですか?」との質問に、意外な魚の名前を挙げたのです。その魚とは?

この日のイベントでさかなクンは、山田氏と30分間のトークライブを披露。大勢の観客に温かく迎えられ、自らの海や魚に対する思いを話したのでした。トーク終盤に、山田氏に最後に食べたい魚について尋ねられると、彼は「大きなボラですね」と応えたのです。

ボラとは、ブリやタイ同様に出世魚のひとつで、成長に合わせてその呼び名が変わります。では、なぜこの魚を選んだのかというと?

「ボラは成長し切ると、「トド」と呼ばれます。「トドのつまり」という言葉の語源は、ボラから来てるんですね」

つまりさかなクンは、「トドのつまり(最後)」にボラを食べるという冗談を披露したのでした。一生の終わりに、本当にボラを食べたいのかどうかはわかりませんが、さかなクンの説明では、ボラはフライにしたり天ぷらにすると、とてもおいしいそうです。是非皆さんも、ボラ料理に挑戦してみてくださいね。

(記者=佐藤英典)