blood

注射をする際、採血をする際、献血をする際、見つからないと困るものってな~んだ? 正解はそう、血管、おもに静脈です!

血管が出やすいタイプと出にくいタイプが世の中にはいるけれど、もしあなたが後者だった場合、苦労した思い出の1つや2つ、あるのではないでしょうか。

そんな人のために開発されたのが、皮膚表面にかざすだけで静脈がどこにあるのかわかるマシン! 皮膚の下に隠れている静脈を見つけ出す名人であるこちらのマシンは現在、研究のため、献血の場において実際に使用されているんですって。

【静脈を視覚化しちゃうぞ!】

オーストラリア赤十字血液サービスによって行われているこの画期的な試み、その全貌を目の当たりにできるのが、動画サイトYouTubeに投稿されていた映像です。

・利用者の安心に繋がれば、といった狙いが
静脈を視覚化できる装置は携帯用、生態を傷つけない「非浸襲性(ひしんしゅうせい)」のマシンであり、赤外線テクノロジーによってこれを実現しているのだそう。このシステムを取り入れることが献血者の安心に繋がって、再び献血に来てもらえたら。マシン導入には、そういった展望があるみたい。

【若い世代により受け入れられる傾向】

事実、シドニーで行われた実験では多くの献血リピーターの確保に成功。しかもその年代は18歳から30代と若く、献血に来てもらいたい世代にこそ、受け入れられる傾向があったのだとか。マシンをもう1度体験してみたい、そんな純粋な好奇心が、もしかするとリピーターに繋がっているのかもしれませんね。

【 “血管が見えること自体苦手” な人にはツライ、かも?】

たしかに、どこに静脈があるのか。それを自分自身も見ることができたなら、安心する人は増えるでしょうね。でも……実は記者、血管だとか血だとか、そういったものが大の苦手。採血するときは抜かれた血液、さらには注射針の針先が皮膚に刺さる瞬間を見ただけで血の気がひいて、倒れそうになるんですよ……。

そんな私の観点から言及させていただくと、静脈が自分の皮膚表面にじんわり浮かび上がる光景は、見ていてちょっぴりツライものがあります。しかしながらそうではない方々にとっては、ニーズのあるマシンなのではないかと。日本の献血センターに導入される日も、そう遠くはないかもしれませんね。

参照元:Australian Red Cross Blood service YouTube
執筆=田端あんじ (c)Pouch

▼静脈丸見え!