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当サイトでも度々ご紹介しているディズニーの話題作、『シンデレラ』。世界中で長く愛され続けてきたこの至高のファンタジーを、豪華絢爛なセットと衣装で実写化するということで製作段階から注目を集めてきました。

日本での公開は4月25日(土)となっていますが、一足先に観ることができましたので感想をお届けしたいと思います! 「ディズニー・ラブストーリーの原点にして頂点」と宣伝されている本作品、期待されるできばえはいかに?

Cinderella shoe

【 圧巻の映像美で童話の世界を再現 】

まずストーリーは皆さんも良くご存知のシンデレラのお話なので、子供も大人も安心して見ることができます。これまで話題になっていたように、ディズニーの総力を結集して再現されたおとぎ話の世界は圧巻の映像美、まさにディズニーマジックです。

映画が始まった瞬間から、絵本のなかに引き込まれたような感覚になります。とにかく鮮やかな色彩に、女子なら心が踊らずにはいられないでしょう! シンデレラの舞踏会用ドレスだけでなく、継母と義理の姉妹の衣装のポップで洗練されたデザインも一見の価値があります。

でもでも、この映画の見どころは映像だけではありません! 『シンデレラ』をさらに楽しむためのポイントを筆者なりにピックアップしてみましたので、ご紹介したいと思います。

【名優ケネス・ブラナーが監督】

今回の実写版『シンデレラ』の監督を務めるのは、複数のアカデミー賞ノミネート経験を持つイギリスの実力派俳優、ケネス・ブラナー。

シェイクスピア俳優としても有名なケネス・ブラナーは、過去に自身の監督、脚本、主演でハムレットを完全映画化し、全セリフを含む4時間以上の大作を完成させるなど、監督業も積極的に行っています。

そんなブラナー監督が、現代おとぎ話の原点とも言えるシンデレラの物語をどのように仕立てあげるのか、という観点から観るのもひとつの楽しみ方だと思います。

【シンデレラの名前の由来】

さて皆さん、シンデレラの本当の名前はシンデレラではないって、ご存知でしたか? 実はシンデレラの名前は別にあって、「シンデレラ」というのは後から付けられた呼び名のようなものなのですが、今回の映画ではなぜそのような名前が付けられたかというエピソードがちゃんと描かれています。これが、かなり可哀想なエピソードなのですが、昔から伝わる元の童話にも描かれているもので、そもそものシンデレラという名前の由来になっています。

【エンディングに注目】

童話には、同じ物語でも幾つかのバージョンが存在するものが多くあります。ヨーロッパの童話ではグリムやイソップの物語が有名ですが、そのほかの人物の編集によるものも数多く残っていますし、それぞれバージョンによって終わり方が若干異なったりもします。

映画の終わりに流れたクレジットによると、今回の『シンデレラ』はフランスのペローが編集したシンデレラの物語をベースにしているようですが、ちょうど現在公開中で、やはりおとぎ話の登場人物を題材にしているディズニー映画『イントゥ・ザ・ウッズ』では、どちらかというとグリム班に近い、少し過激なエンディングのシンデレラが描かれています。その辺りの違いに注目して観るのも面白いかもしれません。

【同時上映の短編『アナと雪の女王/エルサのサプライズ』】

そしてそして、この映画『シンデレラ』と同時上映になっているのが、ディズニーファン待望のアナ雪の新しい短編『アナと雪の女王/エルサのサプライズ』! こちらも勿論、観てきました。10分程度の作品でしたが、楽しい音楽と美しい映像は健在で、とっても可愛らしい短編映画に仕上がっていました。特に、脇を飾る新キャラが胸キュンな可愛さなので、アナ雪ファンもそうでない人も、笑顔になってしまうこと間違いなしです!

同時上映の短編を含め、目にも楽しく、心踊る映画になっている実写版『シンデレラ』。誰もが知っているストーリーにも関わらず、最後まで飽きさせない映像と演出の魅力はさすがディズニー・マジックと感心させられます。

昔のディズニーのアニメ版にあった「ビビディ・バビディ・ブー」などの名曲は今回の映画には含まれていませんが、継母の恐ろしくも悲しい存在を見事なまでに体現したケイト・ブランシェットの圧巻の演技、また魔法によってシンデレラの従者に変わる動物たちの変身シーンなど、見どころは他にも沢山ありますので、是非劇場で魔法の世界をご堪能下さい!

参照元(画像)= YouTube 1YouTube 2
執筆=Kay (c)Pouch