2月にちょっとした旅行に行きたいな〜と思っている人にオススメのイベントが、長崎の冬の一大風物詩「長崎ランタンフェスティバル」!
2019年2月19日までの期間中は長崎の中心地がカラフルな1万5000個のランタンで彩られていて、異国情緒たっぷりのムードに。修学旅行などで長崎に行ったことがある人も多いと思うのですが、この時期は街の雰囲気がガラリと一変するのです。
今回は長崎出身の私から見たオススメスポットを紹介したいと思います。
【ランタンフェスティバルってなに?】
古くから中国と交易のある長崎。「ランタンフェスティバル」は中国の旧正月を祝う行事「春節祭」を起源とするお祭りです。期間中は約2週間にわたって、新地中華街をはじめ、眼鏡橋周辺など長崎市内の中心部に極彩色のランタンや、オブジェが飾られます。
長崎の市街地には中国風の町並みも多く、カラフルなランタンで彩られると、なんともいえないエキゾチックな雰囲気に包まれます。期間中は中国雑技や皇帝パレードといったイベントも開催され、まるで日本じゃないみたい。
【地元民的オススメスポット】
実家がランタンフェスティバルの会場からめちゃくちゃ近い私。地元民として「ここはぜひ行ってみてほしい」というオススメスポットを紹介しますね〜。
・唐人屋敷周辺
メイン会場からは少し離れた場所ですが、中国風の古い建造物が並んでいて、個人的にはイチオシスポット。
このあたりは古い町並みで、普段は他の観光地に比べると人通りも多くありません。細く入り組んだ路地と坂道はノスタルジック。ここにランタンが灯ると、まさに「千と千尋の神隠し」のような世界に……。昼間歩くもよし、夜歩くも良し。
・新地中華街~湊公園
ランタンフェスティバルのメインストリート。横浜中華街や神戸中華街ほど広くはないですが、極彩色のど派手なランタンで彩られていて華やかさは会場随一。
ちなみに中華街の飲食店が閉まる21時以降は人通りが減るのでランタンが見やすいですが、食事を楽しむなら早めの時間に訪れてくださいね。
・眼鏡橋周辺
観光名所の眼鏡橋。石畳の続く道は、普段からムードがあってデートに最適なのですが、この時期のロマンチックさは格別。中島川沿いに赤や黄色のランタンが飾られ、夜になると川の水面に映るランタンでさらにいい雰囲気に……。
・路面電車(崇福寺〜出島)
ツイッターでも、路面電車の車窓から見えるランタンの灯る町並みが話題になっていました。路面電車が走るのはまさにランタンフェスの会場周辺なので、120円の運賃でしばしロマンチックムードにひたれます。
夜10時くらいになると乗客も少なく、ムード満点。おすすめは「みなと」という特別仕様の青い電車です。窓がステンドグラスになっていたり、内装も木でできているので、偶然乗れたらラッキー♪
【エキゾチックなムードに包まれた街を楽しんで】
昔の「ランタンフェスティバル」は会場も狭く、規模の小さなお祭りだったのに、いつの間にかビッグなイベントになっていて驚きです。
長崎市内は観光地同士も近くて1~2日でまわれるので小旅行にもオススメですよ~。行かれる方は幻想的な雰囲気をぜひ楽しんでください! 私も書いてるそばから帰りたくなってきました。
参考リンク=ながさき旅ネット
写真提供:長崎県観光連盟
執筆=御花畑マリコ (c)Pouch
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▼ちなみに特別仕様電車の「みなと」はこんな感じです
#チンチン電車の日 ということで再掲。長崎の路面電車「みなと」。クルーズトレイン 「ななつ星」と同じデザイナーが手がけた特別仕様。ステンドグラスやソファがあり、夕暮れ時に乗ると、宮沢賢治のイーハトーボの世界みたいです。 乗れたらラッキー。 pic.twitter.com/Q5UXVLeVvb
— 御花畑マリコ (@mrk_ohnbtk) August 22, 2017
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