恐縮ながら、今日は私事満載で記事を書かせていただきます! 皆さん、お片づけは得意ですか?

記者(私)はあまり得意じゃなかったのですが、実は結婚と同時に「お片づけブートキャンプ」に入隊させられました。フェリックス軍曹(記者の夫)、むっちゃ厳しいです……鬼軍曹……。

フェリックス(鬼)軍曹はこちら。
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【軍隊で鍛え抜かれた、規律正しい整理整頓ライフ!!】
ええ、この人、フランスで軍隊に入ってました(徴兵制だけど)。早くに亡くなった義母の代わりにお手伝いさんが二人いる家で育ったため、いつもホテルのように片付いている部屋がくつろぐそうです。そして、自分でも徹底的に片付けるような習慣が身に付いたのは軍隊で。本当に軍隊仕込みです。

軍隊では、自分のスペースが片付いていないと「フェリーーーーーーーーックス!!!!」と呼ばれて、1週間のトイレ掃除の刑だったそうです。まあ、もともと片付いている方がくつろぐ彼、軍隊の生活もものすごく性にあっていたらしく、すっかり規律正しい整理整頓された生活が身に付きました。

【一方、まるで異なる環境で育った記者】
かたや記者(私)は、研究者の娘。皆さんご想像通りの、本が山積みの家に育ちました。小さい頃はコピーもなかったし、電子化作戦もできなかったし、日本では手に入らない本を海外で買ってきたりしていて、本や資料がずらーっと家中にありました。一時期は階段の踊り場にまで本が並べられているほど。そんな家で仕事に没頭すると、本のタワーや資料の山を作る父に「そこに足を踏み入れるな!」と言われながら育ちました。というわけで、まったくホテルライクな生活じゃなかったわけです。(←言い訳です!)

そんな私達が一緒に生活して5年。記者も今や片付いている部屋の方がくつろぐようになりましたが、このようになるまでにブートキャンプの厳しい特訓がありました。その内容をまとめて、フェリックス軍曹のお片づけブートキャンプによる「部屋を片付ける極意」を4指令分、紹介します。

■指令1.部屋が汚いまま自分の尊厳が守れるとは努々(ゆめゆめ)思うな!

まずはマインドセット。フェリックス軍曹曰く、「部屋が汚い人は自尊心が低く、人から軽んじられてもそれに甘んじがちだ! 自分を大切にしている人は、自分の住処もきちんと整えるものなのだから」とのこと。

一理あるよねー。汚部屋に住んでいる人たちは、実はもう病的に自暴自棄になってしまっている結果だとも聞くし。「自分を正しく扱ってほしいと思ったら、部屋を片付けよ! きれいな部屋に住んでいることで、気弱な姿勢が払拭され、積極性や強気な姿勢が出てくると心得るべし!」とのことです。

■指令2.部屋に不要なものを持ち込むな! 持ち込んでもすぐに捨てよ!

部屋が片付かない理由は、物があるから。物があるのは、外から物を持ち込むから。ということで、外から帰ったら、手洗いうがいよりも前に、ポケットやカバンの中のゴミを出しましょう。また、郵便受けの不要なチラシ類は、家に持ち込む前に廃棄。

また、外で不要なチラシ類などをもらって帰ってくるのも厳禁。受け取ったらすぐにゴミか資料か判断。ゴミは外で捨ててきます。家に入れたら選別する手間が増えます。

■指令3.ひとつ増やしたら、同種のものをひとつ捨てよ!

あまりに当たり前のことではあるんですが……「もったいない」文化が染み付いている私たちにとっては、新しい物を買っても古い物が捨てられなかったりしませんか?

でもそれ、フェリックス軍曹的には厳禁。収納スペースにはキャパがあるんです。フェリックス軍曹曰く、「ものが増えるのは損失であると心得よ。ものの置き場に家賃を払っているのだから」

■指令4.物を捨てるときに「ああ、気持ちいい!」と言うべし!

リユース、リサイクルなどを学んできた私達。ゴミを捨てるのに、ちょっとした罪悪感を持つ人も多いのではないでしょうか? でも、リユースできそうなものでも実際にリユースするまでに時間がかかるなら、それはやはり置き場に家賃を払っている状態。だから思い切って捨ててしまう方がいい。

罪悪感を払拭するために「ああ、気持ちいい!」と言うといいのです。もしくは、風水でも片付いた清潔な部屋は運気が上昇するともいうので「これで風水的に運気が上昇するね!」も有効。フェリックス軍曹、風水を信じています。

お片づけができるようになれば、掃除なんて簡単。汚れが落ちるのは単純に気持ちがいいものだし、「風水的に、清潔な部屋は運気がよくなるんだよね」と言いながらやればさくっと終わっちゃうはず。片付いていればルンバちゃんに任せても効果的です。

はい。こんな感じ。皆さんも、ぜひフェリックスお片づけブートキャンプの入隊する気持ちになって、お片づけに励んでみてください! 私事な記事で失礼しましたっ!

(文=FelixSayaka