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8月もあと残り半分になりましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。

異国の地へ旅に出かけたり、海へ出かけたり、ときにはライブにあけくれ、そしてBBQを楽しむ。ステキな出会いもどんどんやってくる!! 今年の夏は一生の思い出になりそう、というリア充のみなさんはもちろんですが……、

何もないまま夏が過ぎ去ろうとしている皆さま、仕事が忙し過ぎて夏季休暇がとれないままになっている皆さまに、ぜひオススメしたい場所があります! それは夏の風物詩「怪談」を60分で思う存分味わえちゃうバー「怪談ライブBARスリラーナイト」!!

本格的な怪談ライブが体験出来ちゃうこのバーは、元々は札幌・すすきのにあったのですが、お化け屋敷のような斬新すぎる店内とリーズナブルに楽しめる怪談ライブが話題を呼び、一時期予約をしなければ入れないほどの人気店に! そして今年5月、満を持して東京・六本木に進出したのです!

怖がり過ぎてお化け屋敷を全速力で走り流血事件を起こした過去を持つ記者ですが、「バーなんだから余裕でしょ!」とお守り握りしめて早速取材にいってきました! (恐がり人はこの記事を読んで予習してから挑戦してね)

◆入口から既に怖すぎる

場所は六本木駅より徒歩5分。ドンキホーテ向かいのロアビル、地下1階にあります。地下への怪談、じゃない階段をおりると、真っ黒な壁一面に「THRILLER NIGHT」と真っ赤な血文字。さらに入口のドアには今にも動き出しそうな骸骨の半身が。入口からすでに怖い…。

SONY DSC中に入ると、店内に向かうちょっとした通路があります。まだこの辺は仕掛けが無いようだ…と通過した途端青白い顔が浮かび上がってきた!! おまけによく見ると生首を運ぶカマキリまで!! ふえええええ!! 意味不明すぎて怖い!! 一刻も早く入店しないとまた流血騒ぎだよ!!!!

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……となりつつもよくよく冷静になってみると、徒歩3歩程で入店できる通路でした。
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◆廃墟をイメージした店内…なんだか仕掛けがありそうな予感

今回のバーを作る際、もっともこだわった部分が内装とのこと。廃墟をモチーフとしたレイアウトの中、壁や天井のいたる所に、巨大な骸骨や今にも動き出しそうな不気味な人形が吊られており、逃げ場の無い恐怖感を味わえます。
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◆気がついたら相席してくれる「少女」

カウンター席とソファ席が置かれている店内。大人数でもおひとりさまでも受け入れ可能。カウンター席のお客様にお話を伺ってみました。
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「すみません、少しお話聞いても……」
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ほっわぁああああ!!!!!!! 人間じゃねぇええ!!! 何度も悪魔に取り付かれましたといわんばかりの少女が着席。しかも等身大サイズなので迫力大。店員さんの粋な計らいで(望んでなくても)相席にしてくれるようです。隣にいるとなんだか動きだしそう。持ち上げて他の席に移動させたいですが、触るのも危険な気がするくらい怖い。ちなみにもう一体、顔色はかなり悪いですが、笑顔を絶やさない少女がいます。
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◆店長がさわやかイケメンで救われる

こんな逃げ場の無い環境でも、砂漠のなかのオアシス、いや一輪のバラが存在! その存在こそイケメン店長であります! 恐怖環境にそぐわないくらい明るくて爽やかな雰囲気。なんでも全てが怖い空間だとお客様は疲れてしまう、という配慮により、スタッフは気さくで明るい対応を心がけているんだとか。
なぜそのメリハリをつけたのかと言うと、札幌すすきの店での経験が生きているんだそうです。札幌では店内のエンターテイメント性を追求しすぎた結果「怖すぎる!」との声があったほど。そういった部分を見直し、怖いと楽しいがほどよくマッチ出来るようにしたそうです。

◆店長「怪談が始まる前にトイレを済ましといたほうが…」が最悪だった!

こちらの料金システムは60分飲み放題で3500円(延長60分2000円)と、少々お高い。しかし、60分内に怪談ライブ代も含まれているとの事でまあまあな値段設定。

さて飲み放題となるとたくさん飲める分、トイレは近くなりますよね。怪談ライブ前になると、室内の照明を全て落としてしまうので、店長が各席にランプを配りつつ、「トイレに行ったほうがいいですよ」とすすめられます。怪談ライブは約15分ほど。始まってしまえばトイレに行くのは難しそうなので、すすめられるがままトイレへ。
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トイレの扉を開けると、室内は真っ赤な照明で照らされていてかなり不気味。
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「まぁ…赤いだけなら…」とドアを閉めた瞬間、キャァァァアアアあああああああんあななああああ!!!
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座った視線の先にあるのは、ナイフらしきものを持った女の人形。白いドレスを身につけ、黒い長い髪。赤い照明に照らされ、老婆のような顔の陰影が強く出ておぞましい表情でした。※ちなみに男性の場合は壁についている鏡越しで、その人形に気がつくようです。
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◆怪談ライブスタート 最初は寒いギャグだがじわじわと悲鳴に…

怪談ライブ前に、注意事項を説明する映像が流れますが…音声と映像が謎の機械トラブルに見舞われてしまいます。
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映像終了後、真っ暗な店内に緑の照明のみがともる中、怪談師が登場。雑談のような話から始まり、最初は笑い声も起きるのですが、徐々にみんな怪談話に引き込まれて行くのです。引き込まれれば引き込まれるほど、あまりの恐怖で悲鳴があがり、怪談終了後は全員が放心状態に…。
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◆怪談師に聞いてみた「人間以外のお客さんも?」→「YES」

怪談師の城谷歩さんは笑顔の耐えない明るいお方。札幌の時代から怪談師として活躍しており、レパートリーも豊富に持っているそうです。ちなみに彼の怪談話は全て実話。だからこそ、最初は冗談で盛り上げながらも、気がついたら怪談話に引き込まれているのかもしれません。

記者「ちなみに、人間以外のお客さんも来たりしますか?」
怪談師「怪談話中にみたことありますよ〜長い髪の女性でしたね。でも霊的なものがいたほうがお店は繁盛するって昔からいいますから縁起物ですね」
記者「え……。」

一夜にして刺激的な夏を味わえてしまう「怪談ライブBARスリラーナイト」。常にドキドキしっぱなしなので、気になる異性をつれていけば“吊り橋効果”が期待できるかも! 夏をまだまだ楽しめてない人はぜひ、「怪談ライブBARスリラーナイト」に行ってみてくださいませ〜。

【お店情報】
怪談ライブBAR スリラーナイト六本木
住所:東京都港区六本木5-5-1 ロア六本木B1F
TEL:03-5411-2770
営業時間:19:00〜翌5:00
定休日:日曜日

取材・撮影・執筆=百村モモ (c) Pouch
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▼店内にあるロッカー。何が入っているか度胸試ししよう!

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▼【動画アリ】怖いけど気になる人はチェックしておこう!

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