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言葉やイメージ、既存の概念。日常わたしたちを取り巻くそれらの枠を、目にした瞬間、ほぼ強制的に取っ払ってくれる。

不条理でありながらも詩的、そんな作品を世に数多く生み出したベルギーの国民的画家、そしてシュルレアリスムの巨匠、ルネ・マグリット。20世紀を代表する芸術家である彼の本格的な回顧展が、2002年以来、実に13年ぶりに東京・国立新美術館にて行われます。

【代表作およそ130点が集結】

会場には、ベルギー王立美術館およびマグリット財団の全面的な協力のもと、世界10カ国以上から集められた、代表作約130点がずらり。

【マグリット美術館の協力を得た、日本初の展覧会】

作品の変遷をじっくりと楽しめるほか、2009年ベルギー・ブリュッセルにオープンしたマグリット美術館から全面的な協力を得ている点も、特筆すべき点です。マグリット研究の拠点ともいうべき同館、こちらとタッグを組んだ展覧会は、日本初なんですって。

【初期から晩年までの作品を、たっぷりと堪能できちゃうよ~】

おそらくみなさんも目にしたことがあるであろう作品「空の鳥」、また世界的に人気のある「光の帝国 Ⅱ」に「ゴルコンダ」。これら晩年作品を間近で堪能できるほか、商業デザイナーとして働いていた影響を如実に感じられる初期作品、さらにはシュルレアリスムに傾倒し始めた頃の作品群も、また必見。

【京都では44年ぶりの開催】

注目のマグリット展は、東京開催が3月25日(水)から6月29日(月)まで。続く京都開催は、京都市美術館にて、7月11日(土)から10月12日(月・祝)まで行われます。ちなみに京都における回顧展は、なんと44年ぶりなのだそうよ!

【東京のみ展示される「野の鍵」を、早く観たいっ!】

個人的には、初めて自らのスタイルを確立させた頃に発表した「野の鍵」を生で観たい、そう思っております。割れた窓ガラスに下に散らばる破片、よく見るとそこには窓の向こうにある木々や野、空が映りこんでいる。「束縛からの解放」を暗示するタイトルにも興味をそそられる同作は、東京展にのみ、展示されます。

できることならばゆっくりと時が流れる空間で、1枚1枚、とことん向き合い味わい尽くしたい。そんな思いに駆られるマグリット作品ですが、なにせ久々の回顧展、きっと両会場とも混んじゃうんだろうなぁ……。

参照元:マグリット展 恋するマグリット(マグリット展スタッフによるツイッター)
執筆=田端あんじ (c)Pouch

▼同展ポスター、名作「空の鳥」バージョン!