latin

4月25日(土)から3週間にわたり、新宿 K’s Cinemaにて行われる、スペイン・ラテンアメリカ映画16本を一挙上映する映画祭「ラテン! ラテン! ラテン!」。

ラテン系映画を中心に配給する会社Action Inc.が、配給10周年を記念し開催するという同イベント。こちらにはフィルムでしか観られない作品も含め、この10年に配給された作品および新作映画「スリーピング・ボイス~沈黙の叫び~」ら、ドラマからコメディ、クラシックまでもが幅広く集結。

【失敗を怖れず、時にしぶとく生きる人々の姿がまぶしい】

ここ日本でもスペイン・バルが急増していることからもわかるように、近年いや増す、スペインそしてラテンアメリカ諸国の存在感。独裁政権や貧困から立ち上がってきたこれらの国々の映画には、失敗を怖れず、しぶとく生きる人々の姿があります。

【観終わった後、元気をもらえそう!】

市井の人々を主人公としたラテン映画から改めてわかるのは、底抜けに明るいラテンの人々だって、私たちと同じように落ち込む日があるという、当たり前の真実。共鳴し、なおかつ明日への活力をもらえそうな名作が、期間中続々登場するみたい。

【ラテン音楽を愛する方にもおススメ♪】

昨今話題のキューバ、そして冒頭で触れたスペイン。そのほかメキシコ・ブラジル・アルゼンチンと、その顔ぶれは、ボサノバやジャズ、ラテン音楽が好きな人にもたまらないラインナップとなっております。かくいう記者もこれらの音楽が大好き、それにスペイン語などラテン系言語の響きって、たまらなく耳に心地良いんですよねぇ。

【注目作が続々登場するよ】

魅力的な作品がずらりと並ぶ中、特に気になるのは、ガストン・ドゥプラット監督&マリアノ・コーン監督によるシニカルな人間ドラマ「ル・コルビュジエの家」。

latin1

そして巡礼の終点地、世界遺産としても名高いスペインのガリシア州サンティアゴ・デ・コンポステラを舞台に、食事を中心にさまざまな人間模様が交錯するホルヘ・コイラ監督「朝食、昼食、そして夕食」の2作品。

latin2

【何度も行くなら、お得な3回券をゲットすべし】

これらを始め、いくつかの作品は予告編動画も公開されているので、ぜひとも来場前にチェック。気になる料金は、1回券が1300円。また誰と使っても、どの作品に使ってもOKな3回券は、お得なプライス3000円ぽっきりとなっております。

初夏の風を感じ始める季節には、最高の映画祭。あなたの中に眠った “ラテンの血” を湧き立たせるべく、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

参照元: ラテン! ラテン! ラテン!
執筆=田端あんじ (c)Pouch

▼「ル・コルビュジエの家」

▼「朝食、昼食、そして夕食」