スーパーやデパ地下で配られる試食って、なんであんなに美味しいのでしょうか。中でも美味しく感じるもののツートップといえば、ウインナーの試食とカルディの店頭で配っているコーヒーです。(異論は認めません)

とくにカルディの試飲のコーヒー。ブラックではなく、ミルクと砂糖で甘みをつけているのですが、あの絶妙な甘さとミルク感といったら! お家でもあの味が飲みたい……と思うのですが、豆を買って、自宅でミルクと砂糖を入れてやってみても、なかなか再現できないのです。

あの試飲コーヒーには何か特別なレシピがあるはずだと思い、カルディのサイトを見ていたところ、ついにあの味の秘密を見つけました!

店頭で配っているコーヒーは、カルディで販売されている「クリーミーシュガーパウダー」なるものを使っているというのです。これはもう……試すしかない!

【お家でもあの味を……】

今回、あの味を再現するために用意したのは

・ドリップコーヒー「マイルドカルディ」
・クリーミーシュガーパウダー
・試飲サイズの小さい紙コップ

クリーミーシュガーパウダー」はカルディのオリジナル商品で、ミルクと砂糖をブレンドした粉末。600g入りで税込み500円で、店頭でも大々的に陳列されていました。

コーヒー豆の種類は時期によっても変わりますが、カルディの看板商品で売れ筋の「マイルドカルディ」をよく配っているので、同じものに。小さい紙コップは、より試飲の雰囲気を出すためです。

【店舗スタッフ「分量に決まりはない」】

購入する際、店頭で試飲を配っていたスタッフに「このクリーミーシュガーパウダーって、入れる分量に決まりはあるんですか」と聞いてみたところ「特に厳密には決まってません。だいたいこのくらいの色になるように入れてます」という答えが。

コーヒーは淹れる人によって味が変わるはずなのに、全国どこのカルディで試飲をもらっても、だいたい同じ味がします。なので、作るときは「スプーンで何杯」って決まってると思っていたので意外な答えでした。これは自分でベストな分量を探すしかない!

【まずは説明書の分量通りに作ってみる】

「クリーミーシュガーパウダー」の説明書きには「140mlにつき、ティースプーン山盛り2杯(約10g)」 が目安と書かれていたので、まずはそのとおりに作ってみることに。アイスコーヒーにもすぐ溶けると書いてあったとおり、本当にサッと溶けます。

出来上がったコーヒーを見ると、心なしか試飲よりも色が濃いような。とりあえず編集部に配ってみると……。

「うーん、近いけど、甘みが足りないですね」
「店頭で配ってるのはもっと甘い気がします」

と厳しい評価で撃沈。

自分でも飲んでみると、これはこれで美味しいけど、たしかに甘みがたりない。完全に“あの味”を再現するために、パウダーを増量して再度挑戦することに。

【社内でも試飲カップで配ってみる】

今度は、140mlのコーヒーに対して、クリーミーシュガーパウダーをティースプーン3杯弱(約15g)にしてみました。これは店頭で配ってるのと色が近い気がする。強めの甘さとクリーミーさが際立ちます。

自信を持って、再度編集部に配ってみると……。

「あ、これこれ、この甘さ!」
「カルディの味がする!」

と高評価。念のため、カルディ好きのロケットニュース記者、PKサンジュン&GO羽鳥にも試飲を配ったところ

「うん、カルディ。間違いなくカルディ」
「カルディの味だ!」

と太鼓判をおされました。よしよし。

【再現に成功した…けど、たくさん飲むにはちょっと甘いかも】

というわけで、「カルディマイルドブレンドコーヒー」140mlに対して、「クリーミーシュガーパウダー」を小さじ3杯弱入れると、店頭の試飲とほぼ同じ味になることが分かりました。

しかしこの甘さ、試飲の量くらいだとちょうどいいのですが、マグカップ1杯分飲もうとするとけっこう甘い……。あの試飲は絶妙な量なのだと再確認することに。お家で普通にコーヒーを飲むときなら、小さじ2杯くらいがちょうど良さそうです。

これからの季節は、ポットに入れてピクニックなんかで「カルディの味だよ」っていって配ると盛り上がりそうですよん。カルディに行ったときはぜひチェックしてみてください。

参考リンク=カルディコーヒーファーム
執筆=御花畑マリコ (c)Pouch

▼クリーミーシュガーパウダー。画像は600g入りだけど、スティックタイプのものもあるそうです。

▼なんでこんなに美味しいのかよ〜、カルディの店頭で配ってる試飲のコーヒー(大泉逸郎「孫」のメロディで)