いつも多くのゲストで賑わうディズニーのパークで年に一度、キャストたちが熱狂する日があるのをみなさんはご存知でしょうか?

それは、閉園後のパークで開催される「サンクスデー」

日頃、東京ディズニーリゾートで働くキャストたちをゲストとして迎え、上司である役員や社員がもてなすというスペシャルなイベントです。

そんなサンクスデーを2020年はディズニーシーで開催。ラッキーなことに取材させていただいた私が目にしたのは、今までに見たことのない光景でした……!!!

【いつもと違うパークがそこに!】

まず目にしたのは、一旦閉園したパークが再度オープンするのを、エントランス前で今か今かと待つキャストたち。そのキャストたちを迎えるのは、普段は着ることのないキャストの衣装に身を包んだ社員たちです。始まる前から想像以上の熱量に圧倒されるーーー!

オープンしたパークの中にもずらりと社員が並び、手を振ったり、この日だけの限定キャンディを配ったり……。

大はしゃぎのキャストたちの熱気がすごく、ここはラテンの国のパークかと思うほどのお祭り騒ぎです。

しかも、普段働いている人たちがゲストとして来ているので、子供がひとりもいない、大人だけの空間。大人がすっかり子供に戻って楽しんじゃっています☆

【この日だけの特別なおもてなしも!】

サンクスデーだけの特別メニューやプログラムがあるなど、普段とは違ったおもてなしがあるのも特徴で、まずはお菓子のつかみどりを発見!

「Thanks Day」と描かれたオリジナルカップでスープが提供されていたり。

ダッフィー&フレンズのグッズを身につけて撮影できるフォトスポットも超楽しそう♡

普段なかなかお目にかかれない、社長と一緒に写真を撮るためのながーい列も!

この日だけキャストに配布されたタオルをスーパーバイザーが持つボードに合わせると「ありがとう」や「HAPINESS」の言葉が表れる演出や……

アトラクションの待ち時間の表示が、キャストにだけ意味の分かる数字になっているなど、心にくい演出があちこちで見受けられました。

【キャストと社員の和やかな交流にほっこり】

また、社員が慣れないレジでもたつく様子にツッコミが入るなど、サンクスデーならではの光景も。

パーク中に和気あいあいとした雰囲気が漂い、いつも以上に愛が溢れていました。

実際、普段キャストとして働いている人たちからは、サンクスデーについて

「大切にされていることを実感できる」
「ゲストの気持ちを体験でき、仕事に対してやる気が新たに湧いてくる」
「上司が現場で働いている姿を見られるのが嬉しい」

といった声が聞けました。

また、社員の方々も

「普段は分からないキャストの苦労が知れた」
「サンクスデーはキャストがゲストになれる特別な日。日頃の感謝の気持ちを込めてもてなしたい」

と話していましたよ!

いつも一緒に働く仲間と一緒に遊べて、久しぶりの上司に会えて、かつ普段とは違う役割をするというこのサンクスデーは、学校行事に例えるなら、修学旅行と同窓会、学園祭を足して割らずに100倍にしたようなお祭り感。

こんな風にキャスト自身が大切にされていると感じられているからこそ、いつもゲストにハピネスを届けられているんだなあ、と実感しました。

幸せに満ちた「サンクスデー」という特別な一日。体験してみてみたくてウズウズしちゃった方は、キャストとして働いてみては!?

取材協力:(c)東京ディズニーリゾート
撮影:千葉あやこ
執筆:沢野ゆうこ
Photo:(c)Pouch

スライドショーには JavaScript が必要です。