『乙女の週末』は、週末に少し遠出して森林浴をしたり、美術館めぐりをしたり、手作り体験をしてみたり、訪れた土地ならではのおいしいものを味わったりしようという女性たちのために、ポーチ編集部が実際に訪れたおすすめスポットを紹介するコーナー。

第2回目は、体験型スローライフパーク『ろまんちっく村』をご紹介します。Part1では、都会の喧騒から離れて自然を満喫できる『みのりの森』や、体が喜ぶ新鮮野菜の直売所『ベジタブルマーケット』、宇都宮餃子やレモン牛乳など栃木の名産品を幅広く取り扱う『ギフトキャビン』、そしてパン焼き体験や農業収穫体験など魅力いっぱいの『アクティビティ』を中心にレポートします。

『ろまんちっく村』は、自然と触れ合いながらロマンティック(?)な体験がたくさんできる場所。敷地内は東京ドーム約10個分という広さで、入園料は無料です。施設内には天然温泉やサウナなどを完備したスパ施設『アグリスパ』や、見晴らしのよい露天風呂と檜の香り漂う内風呂でリラックスしたひとときが過ごせる『湯処あぐり』、宿泊施設なども。まずは山野草や竹林の緑を愛でながら、『みのりの森』を散策してみましょう。

散策路の脇には、特別天然記念物に指定されている丹頂鶴の飼育所があります(こちらの丹頂鶴は、中国から寄贈されたもののようですが)。散策路を進んでいくと、『ドッグラン』や『アクティビティセンター』の標識を発見。愛犬と一緒に遊べる施設があるのも、犬とともに遠出をするときにはうれしいポイントですね。『アクティビティセンター』では、「パン焼き体験(要予約)」や、ろまんちっく村の農園で育った野菜を収穫する「農業収獲体験」などのアウトドアアクティビティ、エコバッグやアロマバス、デコグッズ作りといった体験型室内アクティビティが充実。気になるものがあれば、事前にアクティビティセンター(Tel:028-665-8850)に問い合わせてみることをおすすめします。

ろまんちっく村へ立ち寄った際に、外せないのが『ベジタブルマーケット』。地元生産者の方たちが栽培した採れたての野菜や手作りの加工品などを販売しています。今の時期におすすめなのが、トマトやナス、キュウリなどの夏野菜とブルーベリーです。みずみずしくておいしい野菜が安価に手に入るとあって、地元の人たちにも大人気。夕方になると品薄になってしまうので、午前中の買い物がベストです。

花やハーブ、ガーデニングがお好きな方におすすめなのが、時期になるとイングリッシュローズが咲き誇る『ローズガーデン』や、アカバナナやパパイヤ、ヤシの実などのトロピカルフルーツや南国の花など300種類が生息する『熱帯温室』、時期になるとラベンダーをはじめ、ローズマリー、カモミール、バジル、ミントなどのハーブが見られる『ハーブガーデン』などの施設です(入園料はすべて無料)。切り花や鉢植え、フラワーアレンジメントなどの直売所『フラワー*マーケット』は、ガーデニンググッズも充実しています。ガーデニンググッズはびっくりするほど安い上に、掘り出し物も多いと思います。

遠出したときの楽しみのひとつがご当地もの探し。栃木は宇都宮餃子がとても有名ですが、『レモン牛乳』も隠れた名産品です。東京在住の記者は、レモン牛乳なるものの存在をこの日初めて知りました。栃木県では、運動会などの学校行事では必ず飲むというぐらい生活に密着しているものなのだとか(売店の店員さん談)。それにしても、レモン牛乳から派生したレモン牛乳ソフトクリーム、レモン牛乳クッキー、レモン牛乳ハンカチ、携帯ストラップ、文房具などレモン牛乳の嵐。栃木のお土産を扱う『ギフトキャビン』では、レモン牛乳製品が異様に多いです。気になるレモン牛乳の味ですが、実際にはレモン果汁は一切入っておらず、未完成の乳酸飲料といった感じの味。期待して食べたけど美味しくなかったご当地グルメ!(http://rocketnews24.com/?p=37992)に入っていないのがちょっと不思議です。東京人の記者には理解しがたい味でした(栃木の読者のみなさん、ごめんなさい!!)。栃木県産のイチゴや、ネーブルオレンジ、リンゴなどを使用した本格派の『宇都宮カクテル』や地ビール、地酒などのお土産も充実しています。ここならきっと、素敵な栃木土産が見つかるはず。Part2ではろまんちっく村内の地ビール&農園ダイニング『麦の楽園』をレビューします。

Written by sweetsholic

<詳細データ>

名称: 『ろまんちっく村』

住所:栃木県宇都宮市新里町254宇都宮市農林公園内

開園時間:9:00~18:00(11月1日~3月20日は17:00まで)

休園日: 毎月第火曜日(火曜が祝日の場合は翌日)

園内施設の営業時間:10:00~21:00(レストラン施設)/9:00~18:00(マーケット・物販施設)/10:00~21:00(アグリスパ)/チェックイン15:00、チェックアウト10:00(ヴィラ・デ・アグリ宿泊施設)

ウェブサイト:http://www.romanticmura.com