名古屋を観光するならといって思い浮かぶのは、名古屋城、テレビ塔、名古屋港水族館くらいだという人! いやいや、甘いです。実はそれだけではないんです。今回は名古屋観光における、最新のスポットをご紹介します!
それが3月に完成したばかりの「リニア・鉄道館」。鉄ちゃんならずとも、俄鉄道ファン、俄鉄女子にも楽しめる、興奮度100%の場所なのです。早速行ってみましょう!
リニア・鉄道館は、JR東海が運営しています。建物の外観も鉄道要素に溢れていますね。まずエントランスホールに入ると、古きよき新幹線、蒸気機関車、そして最新の新幹線が設置してあります。中には車両内へ入れるものもあります。席も通常の新幹線とまったく同じ! 機関車の運転主席内も覗けます。
またエントランスホールでは、常に映像が流れています。これがスゴイんです。鉄道の歴史を、現在の東海道新幹線を中心に振り返ります。高度経済成長期の頃なども交えてある映像は、学校の歴史で学んだだけですが、著者もぐっときました。その時代を走ってきた大人には、さらに感動を呼び起こすものだと思われます。
さらに奥のイベント広場へと進んでみます。ここには戦争時から現在の通勤電車のはしりに至るまでの、様々な車両が展示されています。「この配色見たことある!」と俄鉄道ファンでもピンとくる車両がたくさん! 最近まで公開されていた映画『阪急電車』を思い起こさせる、懐かしく心の温かくなる車両も。
イベント広場の横に併設されている、いくつかの展示室にも入ってみましょう。超電動リニア展示室では、最新の車両(現在実験中)を体験できます。ただし、人気なので並んで待つことになりそう。過去から現在、未来に至るまでの新幹線発展の歴史、今後の開発予定などが書かれたパネルも。見ていると希望が沸いてくる感じ!
最新鋭のN700系新幹線に乗るシュミレータルームもあります。ここにいて前方の画面を見ているだけで、新幹線の一番前、つまり車掌席から進行方向を眺めている感覚になれます。またオプション料金を払うと、運転操作もできて、より臨場感あふれる体験ができます。
2階にも行ってみましょう。フロアのメインは、体験学習室や歴史展示室となっています。かなりボリュームのある展示なので、ここをじっくり見るだけで1時間ほど必要かも知れません。上の画像は、電車の扉を開閉するボタン設備です。これが結構固い……! 車掌さんたちはこれをいつも操作していたのですね。こんなに大変なの……と思うと、駆け込み乗車はやめようという気になります。
最後はお土産店へ。わくわくするアイテムがたくさんありすぎて困りますが、ベーシックですがちゃんと電車が表紙になったノートと「サンライズ出雲」のボールペンを購入。持っているだけで鉄女子と認定してもらえそうな商品なのでオススメ。
最後になりますが、リニア・鉄道館の魅力を余すことなく体感するには、軽めに見積もっても2時間半ほどの時間はかかります。かなり見応えがある展示に、満足度100%以上となるはず。新たな名古屋の観光スポットなので、旅行の際にはぜひお立ち寄りを。
(取材、写真、文=sonoko0511)
参考元:リニア鉄道間(http://museum.jr-central.co.jp/)
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